カンピロバクターは生肉の菌を食してうつる食中毒ですか、もしも感染してしまったらヒトにうつしてしまうのでしょうか?
レストランの食中毒でよくニュースになりますがどうなのでしょうか?
ここでは、カンピロバクターはヒトにうつるのか?、感染経路、治療法、予防法についてご説明していきます。
カンピロバクターはうつる?
カンピロバクターは空気感染の心配はありませんし、ヒトからヒトへ伝染することはめったに無いといわれています。
カンピロバクターの感染力はとても強く、100個くらいの菌量でも感染するとされています。しかし、乾燥にとてもに弱いので、空気中で長期間生存することができません。
小児は免疫力が弱いため、患者との接触によって直接感染する恐れがまれにあります。
また、成人でも便を介して、感染の可能性があります。
カンピロバクターによる食中毒は生の肉や、汚染された食べ物を摂取することによって発生します。
犬や猫といったペットのお腹にもカンピロバクターは存在し、便を介してヒトに感染することがあります。
ペットを飼っている人は、石鹸で良く手を洗う習慣を身につけましょう。
カンピロバクターは何で感染する?
カンピロバクターの感染で最も多い原因として考えられるのは、鶏肉です。
例えば、
揚がりきっていない生焼けの唐揚げを食べたりとか、鶏刺しを食べたりとかした場合などが最も多い原因です。また鶏肉だけではなく、牛肉の焼肉の生焼けだとか、馬刺しなどでも感染します。
感染と食べた量は関係ないので、食べる時は、とにかくしっかりと加熱しなければなりません。
カンピロバクターの治療法
カンピロバクターの食中毒は1週間程度で自然治癒します。
下痢、38度くらいの発熱、嘔吐がありますが、
対処法は、
下痢止め、解熱剤、吐き気止めを使わずに、下痢、嘔吐で菌を外にだしながら、小まめに水分補給するしかありません。相当に辛いですね。
水分補給には常温の水やスポーツドリンクが最適です。便を介してヒトにうつしてしまうことがあるので、トイレの後は石鹸で良く手洗いするようにしましょう。
カンピロバクターの予防策
生肉を食べないようにすることや、お肉はよく中まで加熱して食べること、また調理で、お肉を触ったら石鹸で良く手を洗い、まな板でお肉を切ったり、お肉をはさんだトングやお箸は、洗剤で良く洗い、熱湯消毒をして乾燥させる必要があります。
また、便を介してヒトにうつることがあるので、トイレから出たら石鹸でよく手を洗ってから調理することや、飼い犬や猫のフンを介して、感染するケースもあるので、動物に触ったら石鹸で良く手を洗うことが大切です。
私とカンピロバクター
今まで生肉を切ったまた板や包丁を洗剤で洗ってはいたけれど、熱湯消毒はせず食洗器に放り込んでいました。
家族がそのまな板や包丁を再利用している可能性は十分にあります。
カンピロバクター食中毒予防のために、これからは、取り扱いに十分に気を付けたいと思います。
最後に
カンピロバクターは、毎日の食卓で身近に起こる食中毒だということがよく分かりましたね。
食中毒にかからないようにするには、調理で生肉を触ったら石鹸で良く手を洗うことや、調理器具は洗剤で良く洗い加熱処理をすることが大切です。
また外食で焼き肉を食べる時は、十分に加熱することや、鶏肉がちゃんと中まで加熱されているかどうかを確認することも大切です。