胃腸炎の中には、ウイルス性や細菌性の他にストレス性胃腸炎というものがあります。ストレスが原因ですので、ストレスを除去しない限り、症状に苦しむ事になります。
すぐに解決できないストレスもたくさんありますが、
自分は何にストレスを感じどんな事に弱いのかを知る事で随分と楽になりますので、自分の性格や日常生活習慣を振り返ってみましょう。
今回は、急性胃腸炎はストレスでなる?入院することも!について紹介していきます。
急性胃腸炎はストレスでもなる?ストレスと胃腸の関係
不安や緊張などのストレスにより自律神経が乱れ、激しく胃が収縮します。時には胃痙攣が起きたような状態となり、強い痛みを感じる事もあります。
※自律神経は胃を動かす役割があります。
こうなると胃酸の分泌が活発となってしまい、胃壁を溶かしてしまう事態が起きます。
極度の緊張感が迫って来ると、「ご飯がノドを通らない」「ノドがカラカラになる」という事を経験した事はありませんか?
失恋した時や、苦手な事をどうしてもしなければならない時、急に食欲不振に陥ったり、お腹が痛くなったりします。これは、胃腸がストレスを受けやすい「臓器」である事を証明しています。
子供に起きる腹痛もじつはストレス?
子供が急に「お腹が痛い」と言い、学校を休みたいと訴える事があります。
昨日まで元気だったのに、朝起きたら腹痛で苦しんでいます。でも、吐いていないし、熱もない、下痢もしていないので、親としては「ズル休みをしたいのかな?」と思い、子供を説得したりします。
親が説得すればするほど、症状が増悪します。
最後は仕方がないので「学校休んで良いよ」と言うと急に元気になる事があります。
親としては、やっぱりズル休みしたいのか?と疑ってしまいたい所ですが、この痛みは嘘では無く、本当に死ぬ程痛いのです。
子供なので上手く説明は出来ませんが、学校で「死ぬ程嫌なストレス」があり、体が反応しているだけなので、もしそのような事があった時には、子供の気持ちをキチンと聞き、一緒に解決できるようにしましょう。
子供の住んでいる世界(生活環境下)では、大人が気付いて助けるしか方法がありません。
どんなストレスが良くない?
例えば、
「結婚」「離婚」「就職」「退職」「死別」「出産」一見、幸せな事のように思える結婚や出産には、「マリッチブルー」や「マタニティブルー」が有名です。
このようなライフイベントの変化をきっかけに体調を崩す方が多いです。
あと、もう一つは割と本人が気付いていない「イライラ」がストレスになっています。
「こんな事で」と人からは思われるかもしれないので、我慢をしたり自分を責めたりしている場合がありますが、こういう時には、誰かに「ちょっと聞いて」と言ってみましょう。
誰かに話しをする事で案外簡単に解決する場合や、自分の声で言葉に出すことで冷静に自分を分析する事が可能となります。
急性胃腸炎の対処法は?
他の胃腸炎と対処法は基本的には同じですが、
原因がウイルスや細菌ではなくストレスなので、何がストレスになっているのかを知り、出来るだけそのストレスを軽減する必要があります。
ただ、ストレスが全くない状況下で生活を送る事は不可能なので、自分自身が許せる許容範囲を知る事と、ストレス耐性を作っていくという事も大事になります。
ストレスから逃げる事は簡単ですが、同じようなストレスが必ず舞い降りて来ます。
自分の育った環境や周囲の影響から、今までと全く違う世界で生きていく事は、それこそがストレスになりますので、自分の弱みを分析し、どう解消していくのかを考えた方が早道となります。
急性胃腸炎で入院することもあるの?
自分の胃液で胃壁を溶かしてしまい胃に穴を開けてしまった場合や、精神的に立ち直れない状態まで行ってしまった時には、入院治療が必要となるかもしれません。
食事や水分摂取が出来ず、嘔吐や下痢が続けば、点滴治療も必要となります。
そこまでひどくならないうちに手を打つ必要があります。
最後に
急性胃腸炎はストレスが胃に負担がかかり発症することもあるんですね。
「ストレスは万病の元」なんて言葉もあるくらいですから、普段からストレスを解消・溜め込まないための対策をとりたいですね。
ストレス解消は個人によって違いがあるので、どのような事がストレス発散になるのか知っておく必要がありそうです。
私は、ジョギングや体を動かすとだいぶスッキリします。
急性胃腸炎の原因・症状・対策をまとめてチェックできます。
早く治したいあなたはこちらへ↓
急性胃腸炎の治療法の疑問をまとめました!