喉が痛い「風邪?」でも最近周りで溶連菌も流行ってるし、もしかしたら「溶連菌?」
両方とも初期の症状が似ているので判断が付きにくかったりしますよね!
いざ病院に行こうと思っても「もし溶連菌の可能性があったらいったい何科を受診したらいいの?」
「風邪と症状が似ているので風邪薬のんじゃったけど検査してもわかるかな?」など。
今回は溶連菌の受診から検査、治療までを詳しくご説明していきたいと思います。
溶連菌は検査どんなことをする? 何科?
溶連菌を疑い受診する際は「耳鼻咽喉科」を受診してください。
理由は溶連菌の初期症状はのどの痛みから来る場合が多く、のどの専門である耳鼻咽喉科が良いと思われます。近くに耳鼻咽喉科がない場合は「内科」でもOKです。
子供の場合は「小児科」でも検査してくれるので小児科でよいと思います。
溶連菌検査の種類
・A群溶血性連鎖球菌迅速診断キット
喉の赤くはれている部分を綿棒などで擦り、数分間培養して溶連菌を調べます。A群溶血性連鎖球菌迅速診断キットはすぐに結果がわかります。
- 検体採取用綿棒で咽頭部の粘膜を採取する。
- 採取した検体を試薬に懸濁させます。
- 混濁液をテストスティックに浸します。数分後判定が出ます。
・咽頭培養検査
綿棒で喉の菌を取って培養する。溶連菌がいるかを目で確認する検査方法。溶連菌だけでなく他の細菌も調べることができるが、その分結果が出るまでに数日かかります。
・血液検査
血液を採取して血液中の抗体を調べて確認する方法です。
どんな検査結果でたら溶連菌感染ですか?
- A群溶血性連鎖球菌迅速診断キット
- 咽頭培養検査
- 血液検査
溶連菌にのみ反応する物質と反応させることで検出し溶連菌に感染していることがわかる。
培養液に溶連菌がいるかを目で確認します。しかし抗生物質を服用していると確認できない。
血液を採取して血液中の抗体を調べて確認する方法です。
溶連菌に感染すると、身体の中の「ASO」と「ASK」というたんぱく質の数値が上昇します。
それらの上昇値を確認することで感染があるか確認します。同時に溶連菌以外の病気を発見することも可能です。
しかし「ASO」「ASK」などのたんぱく質は早くても感染1週間後あたりからで、通常2週間程度から確認ができると言われていますので、急性期の診断としては適切とは言えない部分もあります。
溶連菌検査を受けるタイミングは?
検査は早期に受けてください!
溶連菌は感染力が強く、検査結果が出るのを待つ間、周囲の友達や家庭内で感染を広げてしまったり他の病気と合併する危険性があるのでできるだけ早期に病院を受診し検査を受けましょう。
もしキットで検査して陰性だった場合も、その後イチゴ舌が現れたら、再度検査を受けて確認し溶連菌に効く抗生剤を服用しましょう。
検査の注意点
検査は3つとも保険適用の為、自己負担は1000円程度になります。
しかし、溶連菌迅速診断キットと咽頭培養検査を両方同時に受けることは保険適用外になってしまうため注意しましょう。
溶連菌はどんな治療をするんですか?
【溶連菌の治療】
- ペニシリン系…サワシリン、ワイドシリン
- セフェム系…フロモックス、メイアクト、セフゾン、トミロン
これらの抗菌剤(抗生物質)を服用、2日以内に熱が下がります。
最後に
溶連菌は、昔は治療が困難と言われていましたが、最近では抗生剤を投与し楽に治療ができるようになりました。
薬は1週間から10日ほど続けて服用するのが一般的です。途中で止めてしまったりすることで再発したり、溶連菌急性糸球体腎炎になってしまうこともありますので気を付けましょう。
ペニシリン系はまれにアレルギー反応を示す人もいますので、その場合は違う種類の抗生剤を服用します。
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