溶連菌の潜伏期間ってどのくらい?
子供がよく感染する溶連菌感染症。幼稚園や保育園で感染している子がいるみたい。
もしかしたらうちの子もすでに感染している可能性はある?
感染初期にはどんな症状がでるの?どのくらいの期間、菌は潜伏していてお休みしなきゃいけないの?など感染症としてはよく耳にしますが、具体的なことって案外知らないですよね!
今回はそういった溶連菌に潜伏期間から完治するまでをご説明していきたいと思います。
溶連菌の潜伏期間から発症までの期間は? 初期症状は?
ただし、免疫力が低下していたりすればそれよりも早く、半日~1日という身近い期間で症状が現れることもあります。
溶連菌はもともと人間ののどに住んでいる菌で、健康な人でも5人に1人の割合で持っています。溶連菌は種類が多いのですが、中でも「A群β溶血性連鎖球菌」というバイ菌が特に危険だと言われています。
子供が感染する病気のように思われていますが、免疫力の低下している大人にも感染する病気です。
溶連菌は感染力が非常に強く、感染者のくしゃみ、触ったものなどからすぐに感染します。
初期症状…微熱、頭痛、倦怠感
初期は風邪の症状と区別がつきにくいです。溶連菌が周りで、はやり始めたりした場合は風邪かと思っても、のどの痛みなどがあれば溶連菌感染症を疑って病院を受診されることをお勧めいたします。
溶連菌に感染して現れるさまざまな症状の特徴
大きく分けるとこの2つの症状になります。
- のどにあらわれる症状
- 皮膚にあらわれる症状
それぞれ見ていきましょう。
・のどにあらわれる症状
のどが真っ赤に腫れる、激しい痛みの症状が出ます。
12月から3月の寒い時期に溶連菌に感染すると、のどが真っ赤に腫れ上がり、激しい痛みを伴います。
咽頭炎や扁桃炎にもなってしまうこともあります。扁桃炎に白いものが付く場合もあり高熱がでます。
頭痛、首のリンパ節も腫れることから風邪と間違えやすいのですが、溶連菌感染症の場合は咳や鼻づまりはありませんのでその点で判断するとよいかと思います。
・皮膚にあらわれる症状
口の中に赤い発疹、体全体に小さい赤い発疹が出ます。
7月から9月に感染すると、溶連菌潜伏期間を経て比較的症状が出やすいのが皮膚です。
口の中に赤い斑点ができる点状出血班や、舌の表面がイチゴのようにザラザラするイチゴ舌を発症します。
イチゴ舌は発病して2~4日くらいに生じます。
体全体にできる赤い発疹は非常にかゆみを伴います。皮膚への症状は発病してすぐに生じるため、風の症状とちがうことで溶連菌の感染に気が付く人が多いです。
溶連菌は潜伏期間中でもうつる?
潜伏期間よりも発症してからが感染しやすくなります!
潜伏期間中に子供が飲んだ飲み物を回し飲みした場合、1回口に入ったものがコップに逆流している可能性が多いです。溶連菌は経口感染しますのでうつる可能性は高いと言えます。
症状がでない場合でも、兄弟間の溶連菌の場合は、医師が確実にうつっているだろうと判断して、薬が出ることはよくあるそうです。
溶連菌は完治まではどれくらい?
溶連菌を完全に退治するには10日~2週間程度となります。
溶連菌の治療には抗生物質が処方されます。この抗生物質をきちんと服用すれば、3~5日以内に熱が下がってくることがほとんどです。それとともにのどの痛みも治まってくるでしょう。
完全に溶連菌を退治するためには10日から2週間ほどかかりますので、処方された抗生物質は最後までしっかり飲み続けましょう。
溶連菌はきちんと退治しておかないと、合併症を引き起こす可能性があります。自己判断せず、必ず医師の診療を受けて完治を確認してください。
感染を拡大させないために、熱が下がって感染力がなくなってから通学・通勤をしてください。
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