虫刺されでしこりってできますか?
虫刺されの痕はどうなっていますか?刺された後に腫れあがったり、痒みや痛みが生じたりすることはありませんか?
特に痒みがしつこい時には注意する必要があります。固くしこりになっている場合は皮膚の病気になっている可能性も・・。
しこりでも、短期・長期の疾患があり長期化すると何年も残る場合もあります。
今回は、虫刺されでしこりの原因は病気の可能性も!?についてご説明します。
虫刺さのしこり
しこりができる原因
そして、しこりは「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」と言います。
ブヨは高原や山の渓谷沿いに多く生息し、体長2~4mmほどでハエにそっくりな姿をしています。
噛まれて半日くらいしてから赤い発疹があらわれ、だんだん痒みが強くなり赤いしこりとなって長く残ってしまうこともあります。ブヨは噛み跡を残し、痒みではなく痛みを残します。そしてしこりが出来ます。
結節性痒疹(けっせつせいようしん)とは
結節性痒疹は夏場に多く見られる皮膚の炎症です。
蚊やブヨに刺されて生じるので手や腕、足の膝から足首までの部分などの常に露出している場所に多くあらわれ、非常に強い痒みを伴います。豆粒くらいの大きさの固く隆起したものが沢山できてひどい場合は数年間症状が続きます。
結節性痒疹には2種類あります。
- 1か月以内で完治する急性痒疹
- 数か月以上症状が続く慢性痒疹
急性痒疹は5歳以下の小さな子供に発生することが多く、小児ストロフルスと呼ばれています。
結節性痒疹の症状
初期の症状は皮膚に夏場の虫刺されによく似た症状が現れます。
隆起した発疹ができて、だんだんと強い痒みがでてきます。大きさは数ミリから数センチ程度のものが多く、その痒みは非常に強く夜眠れなくなることもあるほどです。
しかし、かゆいからといってボリボリ搔きむしるとジクジクした傷になるので、掻きすぎないように注意しましょう。
発疹はそれぞれ独立してできますが、集まってでてくる場合もあります。どちらも1度治っても再び痒みがでてきて再発する恐れがあるので油断は禁物です。
結節性痒疹の原因
結節性痒疹は蚊やブヨといった虫に刺されたことで皮膚がアレルギー反応を起こして発症すると考えられています。
しかし医学的に詳しい原因はわかっていません。
また症状が長期にわたる慢性痒疹の場合は虫刺されだけが原因ではなく、消化器障害や糖尿病、肝臓病、血液疾患などの病気と併発することが考えられます。
虫刺されのしこり(結節性痒疹)はどう治す?
結節性痒疹の治療は、
まず初めに炎症を起こしている患部をわずかに切除して、顕微鏡で検査を行います。
結節性痒疹の診断がでたら治療に移り、ステロイド外用薬を使って発疹を治療していきます。また強い痒みがあるときは抗ヒスタミン薬を使って痒みを抑制します。
消化器障害や糖尿病、肝臓病、血液疾患などの病気を併発している場合もあるので血液検査をする場合もあります。
いずれにしても自己判断で勝手な治療をせずに、ずぐに皮膚科を受診して適切な治療を行いましょう。また痒みが強くても悪化を防ぐためにボリボリ掻かないように気を付けましょう。
最後に・・・
ブヨに噛まれると皮膚に湿疹ができ、痒みや痛みを生じ、結節性痒疹になってしまうことが分かりましたね。
ブヨは山に生息する虫なので、ハイキングやバーベキューをするときは肌を露出しない恰好をすること、また噛まれてしまった時はすぐに皮膚科に受診することが大切です。
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