インフルエンザは潜伏期間でもうつるのでしょうか?検査も早すぎると意味がないらしい!?
インフエンザウイルスは感染力が強くで有名ですよね。
ただ何といっても潜伏期間が短いので、それが潜伏期間だったのか発症直後だったのかが疑問な所です。
今回は、インフルエンザの潜伏期間はうつる?検査は意味なし!?についてご説明します。
インフルエンザの潜伏期間
潜伏期間中は体内で何が起こっている?
感染して症状が出るまでの潜伏期間は24~48時間程度です。症状が出て48時間あれば体中にウイルスが行き届きます。
インフルエンザウイルスはヒトの気管や肺に付着した後、20分程度で細胞内に到達し、その後、体の中で爆発的に増えていきます。
ウイルスも子孫繁栄
インフルエンザウイルスも、私達と同じで子孫繁栄の為に、何とか生き続けようとしています。人の細胞内に入り込み、時々形を変えながら、自分の遺伝子を次世代に送り込もうとしています。
何年かに一度、爆発的に流行するインフルエンザがあります。それは形を変えたウイルスであり、ワクチンで対応できなかった新しいタイプのものです。
潜伏期間はうつる?潜伏期間の感染力は?
潜伏期間は24~48時間ですので、ウイルスを沢山取り込んだ方は24時間で発症します。
まだ潜伏期間だと思っていたら、発症していて誰かに移してしまったという事になりかねません。
インフルエンザの特徴である「突然の発熱と症状の出現」が明らかにあれば、短い潜伏期間でも発症してしまったと分かりますが、
中には「発熱しない・微熱程度」「関節痛や呼吸器症状・咽頭症状がない」インフルエンザもありますので、知らないうちに誰かにうつしてしまっている可能性はあります。
誰から・いつ・どこでうつされたのか?全く分からない時があります。もうそなったら潜伏期間がいつだったのか?誰も分からないのです。
ちなみに、発症直後が一番感染のリスクが高いです。
急に前触れも無く発症するので、自分も周囲も油断しています。まず予防対策が出来ていませんから、ウイルスを吸い込む可能性が高いのです。
でも、朝学校に登校した後、発症するとその教室では次々と感染者が出ます。発症した場所と時間というのは、感染拡大を予測するのには、とても重要な情報となります。
潜伏期間と発症直後とは天国と地獄位違う訳です。
インフルエンザの潜伏期間中の症状は?
ウイルスがたくさん増えないと、体も戦う準備をしませんので症状は殆ど出ません。
職場にインフルエンザと診断された人がいたり、学校で隣の席の人がインフルエンザだったと分かった時に、感染も発症もしていないのに具合が悪くなる時があります。
それは間違いなく「病は気から」です。
インフルエンザ潜伏期間中に検査をして感染はわかる?
発熱してから最低6時間は経過していないと検査をしても十分な結果が得られません。
ウイルスの数を見ている検査なので、数が十分にないと感染していても、陰性という事になってしまいます。
陰性のはずが、やっぱり陽性だった
「発熱したので受診し検査を受けたが陰性でインフルエンザじゃないと言われた。でも次の日も発熱したので受診したら今度はインフルエンザと診断された」この場合は、完全にウイルスの数が少なく陽性に出なかったというだけで誤診でも何ともありません。
最近は「ヤブ医者」と言われない様に、発症直後で受診した方の検査は大体してもらえません。病院によっては「検査は発熱後12時間以上経過している事」が条件の所もあります。
最後に
インフルエンザの確定診断には検査は勿論必要ですが、それよりも「感染を拡大させない」「症状を重症化させない」という事が大事なので、周囲の感染状況や接触の有無を把握し、何を優先にするべきかを考えましょう。
流行期に少しでも風邪かな?っと思ったら、すぐに病院へ行きましょう。私はすぐに行ってしまいます。子供や家族にうつしたくないですからね。