喘息で熱は出る?子供も出るって本当なの!?

熱もあるみたいだけど・・。喘息って熱は出るの?風邪でも引いたのか?

咳もしているので、喘息なのか?風邪なのか?両方ってこともあるんですかね。

熱なら風邪薬だし、喘息なら・・なんて薬もどうしたらいいのか。

今回は、喘息で熱は出る?子供も出るって本当なの!?についてご説明します。

目次

喘息と熱

喘息で熱は出ますか?

喘息持ちの人が風邪を引いたり、インフルエンザになったりと何かの感染症に罹れば熱は出ますが、喘息だけで発熱することはありません。

熱は出ませんが「咳」と「痰」が出て、ちょっとした刺激(タバコの煙・冷気・排気ガス等)で、容易に「喘鳴」と「呼吸困難」が起こる風邪等とは、比べものにならない位「苦しい病気」です。

熱が出るのは他の病気の可能性が高い?

発熱の原理は、体の中に自分の物ではない異物が入っていた時に、その異物を攻撃する手段として熱を出します。

熱が出ているという事は、何かと「戦っている」という証拠となります。ですから、高い熱が出ている時は、体の中に細菌やウイルスが入って来ている可能性が高いです。

ただし、体が非常に弱っていて細菌やウイルスと戦う力が残っていない場合には、発熱しません。
(例:重症な病気に罹っている高齢者等)

余談ですが、
熱が出たからと言って安易に解熱剤を使う方がいますが、体の中に細菌やウイルスが残っていれば、また必ず発熱します。戦う時間を長引かせているだけという事にもなり兼ねません。
発熱により「苦しい」「吐き気や嘔吐がある」場合には、解熱剤を使用しますが、本人が割と元気で水分が摂れている時には熱を高いままにしておいた方が良い事もあります。

他の病気から喘息が出ることもある

喘息は慢性のアレルギー疾患と言われており、アトピー性皮膚炎の方が喘息を発症する事が割と多くあります。

また、風邪を放置させ、咳が長引いた場合に気道がアレルギー性炎症を起こすと喘息になる事があります。2週間以上長く続く、咳には注意が必要です。

大人の病気・子供の病気

昔は「小児喘息」と言われ、子供の病気というイメージが強く、小児喘息からそのまま喘息持ちとなる大人は少数でした。

しかし、近年ではアレルギー体質の方が増え、大人になってから突然「喘息」を発症する方が少なくありません。

2~3か月で喘息と診断される場合もあり、小児喘息の50%は2歳以下で発症し、成人では80歳を越えて発症したという記録があります。発症年齢でいうと、小児は若年化しており、成人は高齢化しています。

喘息の熱で病院へ行くタイミングは?

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病院に行くタイミングとしては、本来の病院の診療時間内に行き、専門医に正しく診断してもらうのが一番望ましいです。

しかし、喘息発作の大半は夜間から朝方に起きるので、

喘息の3代症状「咳と痰」「喘鳴」「呼吸困難」のうち喘鳴と呼吸困難があったら、とにかく急いで病院へ行って下さい。気管内狭窄が起きています。

咳・痰については、風邪が引き金であったり、何か別の原因により誘発される場合がありますが、咳止めを飲んでも、治らず長引いている時には病院に行きましょう。

喘息で時間内に病院に行く事を勧める理由

なぜ、時間内に病院に行く事を勧めるかと言いますと、夜間に行くと専門以外の医師が診療を担当していたり、別の病院を紹介されたり、たらい回しになる事も想定しなければなりません。

不安と呼吸困難の二重苦を出来るだけ避け、症状増悪も経費も最小限に留めるために、軽い症状のうちに専門医のいる病院へ行きましょう。

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