RSウイルスに感染したかどういう検査でわかるのでしょうか?
風邪と勘違いされやすいと聞きます。
すぐに結果がわかるのか?費用や保険も気になります。
RSウイルスが、いつ我が子に襲ってくるかわかりません。そして、大人の私も感染する可能性があるみたいです。
今回は、RSウイルスは病院でどんな検査をするのかについてご説明します。
RSウイルスの検査は何をするの?
RSウイルス感染症の診断は、鼻水のウイルス抗原を検出することが一般的です。この検査はとても簡単で、結果も30分程度で得られます。
検査の方法はこうです。
鼻に綿棒を入れ、粘膜の一部をこすり取ります。それから、モノクローナル抗体の検査キットで、RSウイルスの有無を検査するのです。そこでRSウイルスが検知されれば、RSウイルス感染症ということになります。
子供も大人も検査を受けられますか? 保険は? 費用は?
外来の保険適用は1歳未満の乳児のみと限定されています。
かつてはRSウイルス感染症の検査の保険適応は、入院した時のみでした。
他にも、早産であったり、ダウン症のお子さんなどの場合は保険適応となります。つまりそれ以外は保険適応外だったのです。それが2011年10月から、外来でのRSウイルス感染症の簡易検査での保険適応が決まりました。
先述の通り、1歳未満の乳児のみですが。それ以外の場合は保険適応外となります。ご注意ください。
RSウイルス検査の費用
RSウイルス感染症の簡易検査キッドの費用ですが、だいたい3000円程度です。
それに検査の料金、約3000円が加算されます。
ということは、RSウイルス感染症の簡易検査キッド医者にお願いする場合の費用は、保険適応外で合計6000円強かかると思ったほうがいいでしょう。
- 簡易検査キッド 約3,000円
- 検査料金 約3,000円
—————————————
合計 約6,000円
RSウイルスのワクチンもありますが、1本8万円ほどするということもあり、現実的ではありません。
病院へ行くタイミングは?
次のような症状が現れたら、すぐに医師の診察を受けることをお薦めします。
- 38℃以上の熱が出る
- 水分をとろうとしない
- ひどい咳が出る
- 顔色が極端に悪い
- 脱力
風邪と同じような症状ですので、見分けが難しいと思います。
「普段の風邪と何か違う」と思ったら、病院へ行って診察を受けてください。何もなければそれはそれでいいのです。
最後に
RSウイルス感染症には特効薬がありません。
原因が分かっても、対処療法になってしまうようです。脱水状態になると、水分補給も重要になってきます。免疫が弱っている方のがかかると、気管支炎や肺炎へと悪化していくリスクもあるようです。
何よりもまず、RSウイルス感染症ならないように気をつけましょう。