夏に下痢をすること結構ありませんか?
悪い物を食べた記憶もなく、なぜ下痢になるのか不思議ですよね。
今回は、夏の下痢の原因は5つもあるって本当なの?についてご説明します。
夏の下痢の原因は?
夏場の下痢の原因のキーワードは、
「高温・多湿」と「冷え」です。
全く正反対の言葉なのですが、この因果関係が夏場の下痢の原因になります。
夏特有の「高温・多湿」がこのような病気・症状を誘発させます。
- 胃腸の冷え
- 体の冷え
- 夏風邪
- 自律神経の乱れ
- 食中毒
「冷たい物ばかりを食べる」→「胃腸が冷える」
「汗をかく」→「冷房や扇風機で、急に冷やす」→「体が冷える」
「食欲不振」→「体力低下」→「夏風邪に罹りやすいし治りにくい」
「キンキンに冷えている場所と外を出入りする」→「温度差ストレスによる自律神経の不調」
「高温・多湿」→「食中毒をおこす細菌が繁殖しやすい」→「食べ物が腐りやすい」
夏の下痢の大きな原因は2種類
上記で夏の下痢になる病名・症状を書きましたが、
ここでは、その病名・症状の原因を2つに分類して紹介していきます。
- 冷えが原因 → 胃腸、体の冷え・自律神経の乱れ
- ウイルス・細菌が原因 → 夏風邪・食中毒
それぞれ見ていきましょう。
体の冷え
夏の下痢の原因で多いのが「冷え」です。
この3つが下痢を起こさせます。
- 胃腸の冷え
- 体の冷え
- 自律神経の乱れ
これら3つが同時に起こって下痢を誘発することが多々あります。
体・胃腸の冷え→夏下痢のメカニズムとは?
夏に体が冷えて下痢になるメカニズムは2つあります。
- 自律神経不調
- 自己防衛反応
それぞれ見てきましょう。
1.夏下痢の冷えと自律神経不調
夏の外気と室内温度差の激しさを、体はストレスと感じて自律神経が乱れます。
体温調節が鈍くなってしまうんですね。
胃腸もその動きを自律神経でコントロールされています。
乱れた自律神経は、胃腸の動きにも影響を与え、結果、腸の蠕動運度を過度に活発化して下痢を起こします。
2.夏下痢と自己防衛反応
体は、冷え=体温低下 という危険な状態を察知し、体温を通常に戻そうとします。
何とか、体から熱の放出を避けなければなりません。
下痢とは、言い方を変えると「大腸から大量に水を体外に排泄する状態」です。
体は、冷えに対して水分を減らして体温をキープするために、
下痢 → 水分を外に出す → 循環血液量を減らす → 末梢血管を締める → 熱を逃がさない
という生体防御機能を働きます。
体から水が逃げると、心臓に十分な血液を送り込むために、末梢の血管は収縮します。
手足は冷たくなりますが、同時に、体外への熱の放出は抑制され、温度は、体幹にキープされることになります。
食中毒、夏風邪で下痢をするメカニズム
夏の食中毒の原因は、細菌であることが多く、夏風邪は、ウイルスであることが多いです。
- 食中毒 → 細菌
- 夏風邪 → ウイルス
これらの細菌やウイルスは、胃腸の粘膜にも炎症を引き起こし機能障害を起こします。
また、腸内細菌のバランスを崩します。
体は、細菌やウイルスを体外に排出すべく下痢を引き起こします。体の防衛反応ですね。
特に、食中毒のときの下痢は、下痢止めなどで、「無理やり止めてはいけない」と言われているのはこのためです。
夏の下痢の対処法は?
夏の下痢の対処は病気・症状によって違います。
なぜなら、原因が異なるからです。
大きく分けると2つになります。
- 冷えの対処 → 胃腸、体の冷え・自律神経の乱れ
- ウイルス・細菌の対処 → 夏風邪・食中毒
1.冷えが原因の下痢の場合は
これに尽きます。
体を冷やしすぎないことです。
- 冷たい物の食べ過ぎを避ける → 温かい物・常温などに切り替える
- 過度の冷房をさけるためには、温度調整ができる服装を考える
健康冷房28℃ + 扇風機で体感温度が涼しく感じます。
など、ライフスタイルに合った方法を工夫してください。
2.夏風邪・食中毒が原因の場合
下手に市販薬の下痢止めを使うと治りが遅れる場合があります。
夏風邪や食中毒の下痢はウイルス・細菌を排出する体の防衛反応になります。
これを薬で止めることで体内にウイルス・細菌が停滞して増殖させてしまいます。
下痢が強い・長引く場合は
「下痢」の症状が強く、「体がだいるい」「食欲不振」などの症状があるときには、下痢止めを内服して、体力を維持しましょう。
まずは、市販薬を試してみるのもいいかもしれません。薬剤師に相談してみてください。
下痢止めは、早ければ、すぐに、遅くとも数日で効果が出ます。
効果が無いときには、内科の受診をお勧めします。
夏の下痢は熱中症でも起こります!
夏特有の病気といえば、熱中症ですね。
水分・塩分不足の脱水症状で起こります。
熱中症の下痢は特殊です。
水やお茶など塩分が入っていない物を飲むことで自発的脱水という症状がおきます。
体は塩分が薄まらないようにバランスを取ろうと補給した水分を下痢として外に排出します。
熱中症は悪化するの早いですので、迅速な対応が必要です。
詳しくはこちらです↓
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咳・頭痛・喉が痛い・下痢・鼻水・腹痛・吐き気に分けて紹介しています。
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