子供の頃にかかって辛い思いしていたので、まさか大人がかかるとは。
ボツボツが出て嫌だったのですが、大人も同じような症状が出るのでしょうか?
今回は、麻疹は大人もかかるの?症状は2段階で悪化するって本当!?についてご説明します。
麻疹の大人の症状
麻疹は2段階で症状が出るのが特徴です。
1段階目の2~3日間
- 熱
- 咳
- 鼻水
- 目やに
- 目の充血
が症状として出ます。
風邪と似ていますね。
2段階目の3~4日間
- 口の中の頬に白い斑点(コプリック斑)
- 体や顔など全身にやや赤い発疹があっという間に広がる
- 強い発疹と高熱・咳が出て症状はピークに達します。
1段階目だと、風邪と似ている症状ですが、
口の中に白い斑点(コプリック斑)が麻疹の診断基準になります。
重症化すると合併症も
何日か経っても熱が下がらないや咳がひどい場合は肺炎を併発している場合があります。
中耳炎や脳炎を発症することもあるので注意が必要です。
何日くらいで完治するの?
おおよそ10~2週間ほどで完治します。
こんなパターンで回復していきます。
- 発熱
- 少し熱が下がる
- 発疹
- 発熱
- 熱が下がる
- 発疹が消えていく
- 完治
発熱して下がり、再び発熱するのが麻疹なんですね。
2峰性発熱(にほうせいはつねつ)と言います。
解熱後、発疹は色素沈着が残りますが5~6日程で皮がむけはじめ取れていきます。
仕事や学校はいつから大丈夫?
麻疹ウイルスは感染力がとても強く「人から人へ」感染します。
解熱後、3日間が経過するまでは出勤してはいけません。
子供が発症した場合でも、
学校保健安全法施行規則で解熱後、3日間は登校・登園は禁止されています。
それだけ感染が強いですので、
出勤のタイミングは自分で判断せずに医師に相談しましょう。
何で大人もかかるの?
以前は、予防接種ワクチンを1回すれば免疫が一生続く(終生免疫)と考えられてきました。
しかし、ワクチンを接種したにもかかわらず麻疹にかかる人が増えてきました。
特に、高校生から成人に多くの発症者が出てきたんですね。
これは2つの理由があります。
- 1回のワクチン接種では、充分な免疫ができなかったため
- 予防接種後、年数が経ち免疫力が弱まってきたため
現在は、麻疹の予防接種は2回が当たり前ですよね。
2回接種の理由は?
- 1回の予防接種で免疫が充分でなかった場合のことを考えて
- 加齢共に免疫が弱ってくるのを補うため
予防接種を受けたことがない人は、重症化しやすいですので受けておきましょう。
大人の場合は、自費接種で8,000~10,000円で受けることができます。(内科など)
まとめ
以上が麻疹の大人の症状についてでした。
わかりやすくまとめますね。
- 1段階目は風邪のような症状
- 2段階目は発疹と発熱
- 重症化すると肺炎などの合併症も
- 10~2週間後で完治する
- 解熱後、3日間は出勤・登校は禁止
- 大人がかかる2つの理由は、免疫不足・低下
大人になってかかると重症化しやいのが麻疹ですので、
特にかかったことがない人は予防接種は必須ですね。
私は子供の時に苦しみましたので、今後かかることはないはずです!