風邪を引いたかな?でも熱はないようなあるような・・。
寒気と頭痛がするけど、花粉症でなるのかな?
今回は花粉症で寒気が!?頭痛もあるけど風邪でしょうか?についてご説明します。
花粉症で寒気が出る理由
体の防衛反応として寒気が出ます。
体が異物(花粉)と判断すると体を守るために異物を退治しようとします。
体内の熱を上げて異物を退治しようとするわけですが、
その時に皮膚にまで熱が届かなくなり寒気が起こります。
皮膚にまで熱が届かなくなる理由としては、
体が熱を逃がさないために皮膚下の血管を縮むためです。
※原理としては体が風邪のウイルス退治で熱を上げるのと同じになります。
体が花粉とウイルスを間違えて防衛反応として出ているわけですね。
その1つの症状が寒気になり、微熱も出ることがあります。
寒気はどっち?風邪と花粉症の違い
風邪と花粉症の場合はハッキリと症状に違いがあります。
ただ、併発している場合もあるので油断はできません。
- 花粉症の場合
- 目のかゆみ
- 鼻水がサラサラ
- 症状の期間が長い(3か月など)
- 風邪の場合
- 目のかゆみなし
- 鼻水がネバネバしてくる
- 通常1週間ほどして治る
鼻水の質はわかりやすい判断材料ですね。
春は自律神経が乱れて寒気になる場合も
春は花粉症以外にも不調がやすい時期です。
花粉症の寒気 + 自律神経の乱れの寒気
この2つを考慮する必要があります。
春の花粉症時期は自律神経が乱れがちになります。
この自律神経の乱れが寒気の原因になることがあります。
自律神経は2つの神経が切り替わることで人間の機能を調節しています。
- 交感神経(活動)
- 副交感神経(リラックス)
この2つですね。
寒気の症状が出るのは交感神経が優位になりすぎた場合です。
交感神経は昼間に活動するために働きますが、
副交感神経への切り替えがうまくいかなくなるのが春の時期になります。
原因としては、
- 温度変化が激しい(寒暖差)
- 環境の変化(学校・職場・引っ越し・・)
体や心にストレスがかかりすぎると交感神経が優位になりすぎます。
これはストレスで自律神経の働きでもある体温調節がうまく作動しなくなるためです。
他には、ストレスで筋肉がかたくなるため血流が悪くなり寒気が出る場合もあります。
花粉症で自律神経が乱れる。
花粉症が起きていると自律神経の切り替えが乱れやすくなります。
副交感神経は、リラックスすると働く神経になりますが、
正常に副交感神経が働けば、鼻・のど・目などの粘膜から粘液(鼻水・痰・涙)が正常な量で分泌されます。
花粉症はこの副交感神経が異常に亢進(興奮)している状態です。
副交感神経が異常亢進(興奮)しているために、
鼻・目・ノドの粘膜から鼻水・涙・痰などの粘液が異常に分泌されてしまうわけです。
花粉に対する抗体も余分に作られ過ぎてしまい、体が過剰反応(アレルギー反応)を起こします。
花粉症になっている場合は、自律神経が大きく乱れているんですね。
花粉症の頭痛
花粉症で頭痛がする場合は3つの原因が考えられます。
しかも「鼻」がポイントです!
- 脳への酸素不足
- 副鼻腔炎・蓄膿症
鼻の粘膜が腫れてしまい、酸素の通り道が狭くなり酸欠状態になり頭痛が起こります。
鼻の奥に鼻水や膿が溜まってしまい、炎症・神経を刺激して頭痛が起きます。
対策としては、
鼻を温めて鼻の通りを良くしてあげることです。
蒸しタオルを使うといいですね。
改善しない場合は、耳鼻科で診てもらいましょう。
まとめ
春は不調が出やすい季節ですので、
花粉症だけが寒気の原因になっているかというと特定は難しいかと思います。
季節要因(温度差・環境の変化)のストレスも考慮することが重要ですね。
花粉症だけでも辛いのに、併発するのは勘弁してほしいです。
ただ、花粉症の改善・予防はもちろんですが
日常のストレスケアをすることで寒気・頭痛などの花粉症の症状も軽減するかもしれませんので
自律神経の乱れの原因のストレス対策をしてみるといいのでは?と個人的には思っています。
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