喉が苦しい原因とは?違和感があるのは病気なの!?

喉が苦しい!?

喉の痛みとは違う感じでしょうか?

何かのタイミングで苦しくなるのか?継続しているのか?

あまりに続く場合は、何かの病気を私は疑ってしまいます。

今回は、喉が苦しい原因を調べてみました。

目次

喉が苦しい原因とは?

喉が苦しい原因はこの7つの可能性があります。

1.咽頭・喉頭狭窄
2.鼻閉(鼻づまり)
3.アデノイド増殖症
4.過換気症候群
5.慢性気管支炎
6.喘息
7.その他(肺疾患・心疾患など)

安静時も苦しい場合:安静にしていても、喉や息が苦しい場合は、

・咽頭・喉頭狭窄
・鼻閉(鼻づまり)

の可能性があります。

動いた後に苦しい場合:歩いたりするなど、体を動かした後に喉や息が苦しい場合は、

・アデノイド増殖症
・過換気症候群
・慢性気管支炎
・喘息

の可能性があります。

それぞれ見ていきましょう。

咽頭・喉頭狭窄

咽頭・喉頭狭窄で喉が苦しい原因

咽頭・喉頭狭窄とは、咽頭(鼻の奥から食道の入り口部分)や喉頭(咽頭と気管の間の部分)の内腔が狭くなっている状態のことです。

その原因は、咽頭・喉頭の腫瘍、炎症による腫脹・浮腫、扁桃肥大、先天性狭窄など場合があります。

何科?治療法は

耳鼻咽喉科

喉頭内視鏡やレントゲン検査などで診断をします。

必要によって、CT検査、MRI検査、超音波検査なども行います。治療は、狭窄を起こしている原因や狭窄の状態によって違ってきます。

症状

(小児の先天性狭窄の場合)
・喘鳴
・息が苦しい
・チアノーゼ
(酸素が届かないために皮膚が青白くなること。指先や唇に起こりやすい。)

※これらの症状は、風邪などの呼吸器感染症を起こした時だけ併発する人もいます。

咽頭・喉頭狭窄の注意点

咽頭・喉頭狭窄は、医師による検査を受けなければ診断がつかず、放置していると呼吸の状態が悪くなります。

検査・治療は専門的知識のあるお医者さんがいる設備の整った病院でければできないこともあるので、咽頭・喉頭狭窄にみられる上記の症状が併発していたり、

ほかにも気になる症状がある場合などは、早めに病院受診し、必要に応じて専門病院を紹介してもらうことが大切です。

鼻閉(鼻づまり)

鼻閉(鼻づまり)で喉が苦しい原因

アレルギー性鼻炎・花粉症・副鼻腔炎などにより鼻がつまると息苦しさを感じることがあります。

鼻閉により、夜間にいびきや睡眠時無呼吸が生じることもあります。

症状が強くて苦しい時は、耳鼻科などの病院を受診して、診断・治療を受けます。

服薬治療をすることが多いようですが、薬の種類は、アレルギー性鼻炎・花粉症・副鼻腔炎それぞれ違うようです。

アデノイド増殖症

概要と喉が苦しい原因

アデノイド(咽頭扁桃)増殖症は、幼児期から学童期の子どもに多い病気です。

アデノイド(咽頭扁桃)は、のどの奥にある、免疫に関係するリンパ組織の1つです。

誰でも幼児期にはアデノイドが大きくなりますが、大きくなりすぎたり、炎症が起きたりして、さまざまな症状が現れるのが「アデノイド増殖症」です。

アデノイド増殖症になると、鼻の空気の通り道が狭くなるため、のどや息が苦しい症状が現れます。

アデノイドの慢性炎症のために蓄膿症を起こして、膿様の黄色い鼻汁が出たり、鼻水がのどに下がったりすることがあります。

慢性的な耳管狭窄症を炎症を来して、滲出性中耳炎を起こすこともあります。

症状

・慢性的な鼻づまり、口呼吸
・いびき、睡眠時無呼吸症候群
・蓄膿症
・アデノイド様顔貌
(口をぽかんと開けた独特の顔つき。慢性的に口呼吸をするため。)

何科?治療法は

耳鼻咽喉科

症状が軽いうちは、通院・経過観察しながら、自然に小さくなるのを待ちます。

年齢や症状に合わせて、切除手術をする場合もよくあります。

耳鼻科ではよく行われる手術で、予後も良好なことが多いです。

アデノイド増殖症の注意点

子どものアデノイド増殖症を放置すると、顔つきや歯並びに影響したり、身体の成長の妨げになります。

蓄膿症や滲出性中耳炎を併発していると、学習の妨げになります。

滲出性中耳炎は、聴力低下はありますが、痛みなどの症状が無いために気づきにくい中耳炎です。

早期に治療すれば治るのですが、放置しておくと聴力が低下してしまします。

お子さんに、読んでも返事をしない・テレビの音を大きくしたがるなどの兆候があれば、聴力検査を受けることをおすすめします。

過換気症候群

過換気症候群で喉が苦しい原因

過換気症候群は、精神的なストレスが原因で呼吸回数が多くなり、過換気状態(血液中の二酸化炭素が排出されすぎて、血液がアルカリ性に傾きすぎた状態。)となった結果、

筋肉のしびれや痙攣など様々な症状を併発することです。

重症になると、失神が起きることもあります。

過呼吸症候群とも呼ばれます。

過換気症候群の注意点

心疾患や肺疾患がある場合にも似た症状を起こすことがあります。

また、パニック障害などの不安発作の1つとして過換気発作を起こす場合があります。

症状を繰り返す場合は、内科などを受診して鑑別診断を受けておくことも必要です。

慢性気管支炎

慢性気管支炎で喉が苦しい原因

気管支炎は、気管支の粘膜に起きる炎症のことです。気管支炎には急性気管支炎と慢性気管支炎があります。

急性気管支炎は、風邪・インフルエンザなどの感染症にかかった時に起きる一時的な症状です。

慢性気管支炎は、他の肺疾患や心疾患に起因せず、痰を伴う咳が1年間に3か月以上続く状態が2年以上続くことが条件です。

慢性気管支炎を起こす主な原因は、喫煙・受動喫煙・大気汚染・家庭や職場の刺激物質の吸入などです。

恒例の成人に多く見られ、冬に悪化する傾向があります。

喘息

喘息で喉が苦しい原因

喘息は、気道が慢性の炎症で過敏になり、ちょっとした刺激で発作を起こしてしまう病気です。

背景にアレルギーが関係しているケースが多いと考えられています。

気道の炎症で空気の通り道が狭くなっているため、呼吸が苦しくなります。

息苦しさのほかに、喘鳴(ぜんめい:呼吸をするときにゼーゼー、ヒューヒューという音がする)、咳・痰などの症状が見られます。

その他(肺疾患・心疾患など)

このほかに、「肺疾患」や「心疾患」の可能性も考えられます。

これらの症状をともなう病気は数多く存在するので、症状が辛い時や異変を感じた時は、早めに医療機関を受診することが大切です。

ネット上で喉が苦しい人の声

息が苦しい。気管支炎?喘息?

18歳女子です。タイトル通りなんですが、息がしにくくて苦しいです。息を吸っても呼吸が浅い感じで、大きく吸おうとすると喉からヒューと音が出ます。

昨日友達の家でお泊まりして、その時に使った布団のホコリがきっかけだと思います。

小さい頃からホコリや乾燥などから、気管支炎や喘息のような症状がよく出ます。

一回症状が出ると咳が止まらなくなり、息がしづらく苦しい症状が3日~1週間程度続きます。

アトピー持ちで、走ったり運動するとすぐ息が切れて、軽い喘鳴が出たりします。

今回はまだ咳があまり出ていませんが、背中が少し痛いです。

親が病院嫌いなのもあり、この症状で病院に行ったことは一度もなく、毎回自力で治してきました。なので喘息なのか気管支炎なのか分かりません。

でもこの先一生このままでいるのも嫌なので病院に行くことも少し視野に入れています。
上記のような症状は病院に行くべきなのでしょうか?また、症状が出ていない時じゃないと喘息などは診断できないのですか?

行くとしたら呼吸器内科などですよね?

質問多くてすいません。

教えていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

補足:ホコリで気管をやられた後からちょっと風邪っぽいだるさがあります。呼吸がいつもより大変なので体が疲れたのか、気管が弱ってだるいのか。。。

喘息ってだるくなったりするんでしょうか?

●お返事

息が苦しいというのは、とてもつらいですよね。

相談内容を拝見したところ、ホコリや乾燥をきっかけに症状が出たり、アトピー性皮膚炎もあるとのことで、喘息の症状にとてもよく似ているなと思いました。

病院受診するとしたら、症状が出ている時でないと診断がつきにくいと思います。

今回は、風邪っぽいだるさもあるとのことなので、風邪や気管支炎を併発しているのかもしれません。

私なら、症状が継続してつらい場合は、早めに呼吸器内科などの病院を受診して、診断・治療を受けます。喘息発作が起きている時に感染症などを併発すると重症化しやすいので、感染症予防や悪化防止を心がけます。

喘息の場合、症状が出ている場合のみ治療が必要な場合と、日常的に内服薬などを継続する場合があるらしく、薬の種類もたくさんあるようので、治療内容の説明が丁寧に受けられ、治療内容に納得できるお医者さんの下で治療を受けるようにします。

また日頃から無理のない程度でウォーキング・スイミングなどの運動をしたり、早寝・早起きやバランスの良い食生活に心がけて、喘息に強い身体づくりを心がけます。

相談者の方は、毎回自力で治してきたとのこと。確かに生活習慣などに気をつけて喘息に強い体づくりをすることは大切です。

そのうち、成長とともに症状が軽くなり、治ってくることも多いようです。

ただ、あまりにも頻回に発作が出て日常生活に支障が出たり、症状がきつくてつらいようなら、一度病院受診するのも一つの方法かもしれません。

早く症状が治まるといいですね。

最後に

喉が苦しい原因は7つあることがよくわかりましたね。

喉が苦しい症状を治すためには、

・内科などの病院を受診して、原因を調べてもらう。

・原因によって治療方法も違うので、お医者さんの指示の下で、必要な治療を受ける。

以上のことが大切です。

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