ノロウイルスは非常に感染力が強いウイルスで、適切に処理をしないと家庭内や集団生活の場での二次感染があっという間に広がってしまいます。
ここでは、ノロウイルスはどのようにうつるか、うつりやすい期間、再発の危険性、うつらない・うつさないための対処法をご説明していきます。
ノロウイルスどのようにうつる?
ノロウイルスの感染経路は3つあります。
①接触感染
感染しているヒトの便や吐しゃ物を触った手をしっかりと洗わないまま、その手指を介して口からウイルスが入ることで感染してしまいます。
ノロウイルスの場合、症状が治まっても1週間ほどは便のなかにウイルスが排出されています。そのため、治ったからといって油断してはいけません。
②飛沫感染(ひまつかんせん)
保育園や幼稚園、学校などの狭い室内で、感染している人の吐しゃ物が飛び散り、ほかのヒトの体内に入ることで感染してしまいます。
③空気感染
ノロウイルスの強いところは空気感染もするところです。
これは、感染者の吐しゃ物を処理はしたものの、処理方法が不適切なために、床などにウイルスを含む微粒子が残ってしまい、それが空気上に舞うことにより、ほかのヒトの体内に入ることで感染してしまいます。
どのくらいの期間うつるの?うつりやすい期間は?
ノロウイルスは感染すると、24から48時間ほどの潜伏期間を経て感染症や食中毒を発症します。
発症後1から3日間が最もうつりやすい期間です。この期間は保育園・幼稚園・学校・職場に行くのはお休みしましょう。
再びうつることはある?
ノロウイルスは再発します。
なぜなら免疫が約3~6か月と短く、免疫期間を過ぎると再感染の恐れが出てきます。また、感染したものとは違うタイプのノロウイルスに感染してしまうこともあります。
ノロウイルスにうつらない・うつさないための対処法
ノロウイルスにうつらない・うつさないための対処法は4つあります。
①石鹸でよく手を洗う
親指や指先、指の間、手のしわなど、そういった箇所を意識しながら洗うようにします。
私たちは無意識に手で顔や口を触っています。手は感染経路になりやすい部分なので石鹸でよく手を洗いましょう。
②触れるところを消毒する
次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)を希釈したもの(500ccのペットボトルの水に対して2ccの塩素系漂白剤を薄めます。)を使ってトイレやドアノブや床やテーブルなどの共有スペースをスプレー除菌します。
③汚物や吐しゃ物には「すばやく」「適切な」に処理する
汚物や吐しゃ物にはウイルスが大量に付いており、ウイルスが飛散する恐れがあります。
「すばやく」「適切な」消毒処理が必要です。
次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)を希釈したもの(500ccのペットボトルの水に対して10ccの塩素系漂白剤を薄めます)を使って、ビニールエプロンを着用、2枚の使い捨て手袋を重ね、処理にあたります。殺菌する場所は汚物や吐しゃ物があった場所だけではなく、3m四方にを外側から中心に拭き掃除します。
④感染しない体づくりをする
よく睡眠を摂り体に疲れを溜めないこと、ノロウイルスを予防できる森永乳業ラクトフェリンヨーグルトなどを毎日食べて腸内環境を良くしておくこと、が大切です。
最後に
ノロウイルスは非常に感染しやすく、潜伏期間も短く、再発してしまうこともあることが、よく分かりましたね。
ノロウイルスにうつらない・うつさないための対処法は4つを守って、かかると辛いノロウイルスに感染しないように注意しましょう。
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