冬になると胃腸風邪(ノロウイルス、ロタウイルス)が流行しますね。
自分が感染しているかどうか、とても気になると思います。
ここでは、胃腸風邪の潜伏期間と初期症状、完治までの期間についてご説明していきたいと思います。
胃腸風邪の潜伏期間から発症・完治までの期間は? 初期症状は?
① ノロウイルス
- 潜伏期間は1日から2日です。
- 症状が出ているのは1から2日です。激しい腹痛と下痢が起こり、悪寒がして、発熱します。
- 完治までの期間は3日程度です。
②ロタウイルス
- 潜伏期間は1日から3日です。
- 症状が出ているのは5から7日です。水のような白色の下痢をして、嘔吐と発熱もあり、呼吸器に症状が出ることもあります。
- 完治までの期間は3から7日程度です。
胃腸風邪は潜伏期間中でもうつる?
潜伏期間はノロウイルスもロタウイルスも1日からととても短いので、保育園、幼稚園、学校などに感染者がいて、経口感染、空気感染してしまえば、あっという間にうつります。
また患者を看病していたヒトが二次感染してしまう場合もあります。
胃腸風邪は潜伏期間中に検査してもわからない?
すぐに判る検査方法にラピッドテスト(イムノクロマト法)があります。
ウイルス性胃腸炎の代表的な原因であるノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスの判定に使用する迅速キットです。
ふん便に緩衝液を加え糞便懸濁液を調整します。
テストスティックに3滴ほど検体を滴下し、10分ほど放置するとそれぞれ陽性、陰性の線が示され判定ができます。
ウイルスの検出には限界があり、陰性だからといってウイルスがいないとは断定できません。簡易法であるため、ウイルス量が少ない場合は不検出となる可能性があります。
検査費用も3歳未満65歳以上、もしくは抗癌剤治療患者など以外は保険が適用されず10割負担で、数千円ほどかかります。
最後に
ノロウイルスもロタウイルスも潜伏期間が1日からと短いことが分かりましたね。
感染者がいる場合、自分では気が付かないうちにウイルスに感染しているケースが多いです。
潜伏期間中に検査をしても、ウイルス量が少ない場合は不検出となります。
うつされないためには、冬場は日ごろから、マスク、うがい、石鹸での手洗いを行って、よく休息をとって免疫力を高めることが必要です。