熱が出なくてもRSウイルスに感染していることがあるのでしょうか?
そもそもRSウイルスって具体的にはどんな症状でいったいどのくらいの期間熱が続くのか。
今回は、RSウイルスで熱が出る期間はどのくらい?についてご説明します。
RSウイルスで熱が出る期間はどのくらい?
感染してから回復するまでに約2週間ほどかかるといわれてます。
その間の4~6日間ウイルスの症状が出て発熱をすることがあり、中には38~39度の高熱を出すこともあります。
この時の発熱はウイルスをやっつけるための発熱なので、早い段階で解熱剤を使って熱を下げてしまうとウイルスと戦うことができずに、余計に回復に時間がかかってしまう場合があります。
RSウイルスで熱が出る理由は?
RSウイルスで熱が出る理由は「体の防衛反応」になります。
RSウイルスは冬場に流行しやすく、ウイルスに感染している人と同じものを使ったり、ウイルス感染している人の咳を吸い込んでしまうことなどで、ウイルスが体内に入り感染します。
RSウイルスが体内に入ると、体はRSウイルスを増殖させないために戦います。
RSウイルスは高温に弱いため、体は発熱することによってウイルスを死滅させようとします。
それがRSウイルスに感染した時に熱が出る理由です。
RSウイルスで熱が出ないこともある?
実はあります!感染した子供のなんと3分の1は発熱していないことがわかっています。
知らない間にRSウイルスを感染していた…なんてことが大いにありえるのです。
赤ちゃんの場合は熱がないと気が付きにくいです。
このような感じで元気ですので、
熱が出ていなくても感染していれば、
- 呼吸困難
- 極端な食欲低下
そうなると症状は重症化してしまう可能性があります。
熱がないけど「なんかおかしい」と感じたら、RSウイルスを疑ってみてください。
RSウイルスの熱の対処法は?
まずは水分を細目に摂るようにしてください。
熱で発汗することによって、体の中の水分・塩分が放出されてしまうので、脱水症状を引き起こしてしまいます。
飲みたくなくても、スプーン一杯ずつでも細目に摂りましょう!
脱水症状予防です。
おすすめは、経口補水液かスポーツドリンクです。
特に、経口補水液は体に吸収されやすい設計になっている脱水症状専門の飲み物になります。
RSウイルスで発熱するのは、先ほど説明したように「ウイルスをやつけるため」に発熱しているので、
体をすぐに冷やすのではなくて、まずは温めてください。
それでもどんどん熱が上がってしまう場合は頭や脇の下などを冷やしてみてください。
病院へ行くタイミングは?
RSウイルスには特徴的な症状がいくつかあります。
- 熱が38度以上ある
- 水分を摂ろうとしない
- 咳がひどい
- 顔色が悪い
- からだがだるい
でもこれらの症状では風邪と間違いやすいですよね!
子供がRSウイルスに感染して呼吸が苦しくなると、子供の体にわかりやすいサインが出ます。
子供の呼吸数は通常1分間に40回程度といわれているのですが、60回近くなると感染している可能性があるため要注意です!
いつもより「呼吸が荒く・ゼーゼーしている」ようであれば、早目の受診をお勧めします!