夏風邪で咳が長引いています。
咳が長引くのって疲れますよね。一度出ると止まらなくなります。
喉も痛いし、背中も痛くなって酷いと肋骨周辺も痛くなります。
今回は、夏風邪の咳が長引く!痰が絡むと止まらない!?についてご説明します。
夏風邪の咳
夏風邪の咳の原因は?
夏風邪の咳の原因はウイルスです。
夏風邪の特徴は2つのウイルスにより鼻や喉の粘膜から感染します。その後、呼吸器や腸でウイルスが増殖します。
そして、咳の症状が強く出るウイルスがいます。
- アデノウイルス → 咳が強く出る
- エンテロウイルス → 腸に出る(下痢など)
アデノウイルス?あまり聞き慣れないですよね。
アデノウイルスとは?
夏風邪のウイルスの代表で、高温多湿を好むウイルスです。インフルエンザウイルスの次に人間の体から検出されることが多いと言われています。現在では51種類のアデノウイルスがわかっています。
※【アデノ】は「のど」という意味で、呼吸器などでウイルスが繁殖するため咳が出やすくなります。
ウイルスの型(種類)によって病気も変わってきます。
風邪以外にアデノウイルスによる病気はこちらになります。
- 気管支炎
- 咽頭結膜熱(3.4.7型)
- 胃腸炎(40型)
- 流行性角結膜炎(8.19型)
- 出血性膀胱炎
咽頭結膜熱(プール熱)は子供が感染しやすい病気になります。
夏風邪で咳が出る2つの理由
咳が出るのには2つの理由があります。
- ウイルスを外に出す体の防衛反応
- 気道が過敏になっている
それぞれ見ていきましょう。
1.ウイルスを外に出す体の防衛反応
咳はウイルス感染から守るための体の防衛反応になります。
気管支や肺を正常に保つための反射運動とも言われています。
体を守ってくれているわけなんですね。
2.気道が過敏になっている
夏風邪にかかると、気管支などの粘膜にウイルスが侵入し炎症を起こします。
炎症を起こした部分が過敏になり、唾液や痰が触れることで咳が誘発されます。
痰が出ている・絡む場合は、余計に咳が出やすくなります。
夏風邪で咳の対処法は?
夏風邪のウイルスを殺す特効薬はありません。
基本的には自然治癒を待ちます。
ですので、免疫力を上げることで対処をすることで夏風邪の咳を改善させることができます。
- 温度・湿度の調整
- マスク
- 緑茶でうがい・飲む
- 咳のツボ
それぞれ見ていきましょう。
1.温度・湿度の調整
夏ですので、エアコンを使っている人も多いと思いますが
夏風邪時の温度・湿度は重要です。
なぜなら、夏風邪のウイルスは高温多湿で活動が活発になるからです。
冬風邪は湿度を上げますので、逆になります。
夏風邪にベストなエアコン温度
- 温度 → 28℃
- 湿度 → 40~60%
床で寝いてる場合は、冷気が下に溜まりますので扇風機・サーキュレーターを使って冷気を回しましょう。
体の冷えには注意してください。
2.マスク
風邪と言えばマスクですが、つける理由は3つあります。
- ウイルスの侵入を防ぐ
- エアコンの冷気を吸わないように
- 他人へ移さないため
ポイントは使い捨てマスクを使い、頻繁に交換することです。
ウイルスが付着していますからね。
3.緑茶でうがい・飲む
緑茶は殺菌効果・ビタミンも含まれています。
成分のカテキン効果ですね。
緑茶には2つのメリットがあります。
- 緑茶うがい → 喉の殺菌
- 緑茶を飲む → 喉の奥の殺菌・ビタミン補給
ペットボトルの緑茶より、茶葉から入れた方がカテキンの成分が出ます。
夏ですので、ホットとうよりは常温やぬる目の方が飲みやすいですね。
冷たいのは、胃腸を冷やしたりしますので注意してください。
4.咳のツボ
咳止めのツボとして有名なのが、「孔最(こうさい)」です。
腕のひじから指4本分下がった親指側にツボがあります。
わかりずらいですよね。
動画ありましたので、確認してください。
数日続けてみましょうね。
夏風邪の咳が長引く場合は。
夏風邪は通常7日間程度で治るとされています。
長引く場合は、他の病気の可能性があります。
夏に出る咳の病気はこちらです。
咳喘息
気管支の病気で風邪と併発して起こります。
2週間以上、咳が長引く場合は「咳喘息」の可能性が高くなります。
夏型過敏性肺炎
カビなどでアレルギー反応が出てしまい咳が止まらなくなる肺炎になります。
カビの一種であるトリコスポロンの胞子が肺に侵入することで咳などの症状が出ます。
風通しの悪い・湿度の多い場所でカビが繁殖しますので注意が必要です。
台所・洗面所・風呂場などですね。
ただし、カビのない場所に移動すると咳などの症状が治まるのが特徴です。
湿度やカビ対策が必須となりますね。
最後に
長引く・治りが遅い場合は、病院へ行くことをオススメします。
内科・耳鼻咽喉科・呼吸器科ですね。
まずは、お近くの内科で診てもらいましょう。
夏は暑さで体力を消耗していますので、治りが遅くなる場合がありますので無理をなさらず休養が一番の治療になります。
お大事にしてください。
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