黄砂なのか？花粉なのか？
花粉症はアレルギーですが黄砂はアレルギーが出るのでしょうか？
春先は花粉も飛んでるので、アレルギーの原因が黄砂なのかもわかりずらいですよね。
今回は、黄砂アレルギーが咳以外にも！知っておきたい１１の影響とは！？についてご説明します。
黄砂でアレルギーになるのか？
これは２つの原因が同時に起こることでアレルギーが悪化・誘発されます。
黄砂の砂がアレルギーを増悪させる
黄砂の粒子は0.1ミリ以下と細かいため、喉・目・鼻などに入ることで
砂が粘膜などを刺激してアレルギーを悪化させます。
砂アレルギーという症状があるくらいですから、
黄砂でもアレルギーが出る可能性はありますね。
黄砂に付着している汚染物質がアレルギーを増悪させる
黄砂は汚染物質と一緒に飛散します。
黄砂の成分は・・。
有害物質 ＋ 金属 ＋ 細菌などが付着しています。
硫酸塩・硝酸塩 → ガソリン・石炭・エンジン・軽油
PAH → 原油の燃焼時に発生する化合物質
DEP → ディーゼルエンジンから排出される微粒子
農薬 → 過剰な農薬使用
金属 → ニッケルなど（金属アレルギーの原因に）
放射性物質 → 黄砂がある砂漠での核実験
細菌 → カビなど
シリカ → アスベストの成分（肺がんなどの原因に）
PM2.5 → 大気汚染物質
このように黄砂には様々な汚染物質が付着しているため、
それに吸引・触れることによってアレルギーが悪化・誘発されます。
黄砂に細菌抗原を混ぜて同じように付着させた結果、
抗原単体で付着させた時よりもアレルギー症状が悪化したという実験があります。
それだけ黄砂＋汚染物質がアレルギーの悪影響があるってことですね。
黄砂アレルギーの症状
- 咳・鼻水・くしゃみ
- 気管支喘息
- 花粉症の悪化
- 発熱
- 肺炎
- 気管支炎
- アレルギー性結膜炎
- 目のかゆみ・充血
- 皮膚のかゆみ・湿疹
- 接触性皮膚炎
- アトピーの悪化
黄砂のピークはいつ？詳しくはこちら↓
黄砂の時期はいつまで？中国の情報も合わせて大特集！
花粉症の時期と重なりますので、
黄砂だけが原因でアレルギーが出ているか自分では判断が難しいですが
アレルギーが長引く・症状が強い・悪化している場合は黄砂を疑ってみるとよいですね。
黄砂・PM2.5が合わさるさらに有害な「NPAH」とは？
黄砂とPM2.5が合わさり化学反応を起こすことで「NPAH(ニトロ芳香族炭化水素)」という極めて有害な発がん性物質になります。
これは金沢大学の早川和一教授が研究をしており、
黄砂が多く飛散している時期はその黄砂の粉じんからPM2.5が多く検出されているそうです。
黄砂アレルギーの対策
黄砂が飛散する時期は、花粉・PM2.5も一緒に飛散していますので
この３つを同時に防ぐ必要があります。
- 一般のマスクではなく、高性能なマスクを使う
- メガネで目を守る
- 黄砂が多い日は外で洗濯は乾かさない
- 外出を控える
- 空気清浄機をフル活用する
特にマスクですが、
黄砂やPM2.5の粒子は小さく一般のマスクでは防げません。
ドラッグストアにも売っている少し高めのマスクがおすすめです。
まとめ
以上が黄砂アレルギーについてでした。
わかりやすくまとめますね。
- 黄砂の砂がアレルギーを増悪させる
- 黄砂に付着している汚染物質がアレルギーを増悪させる
- 黄砂アレルギーは10以上の症状が誘発される
- 黄砂・PM2.5が合わさるさらに有害物質に
- マスクは高性能なものを
黄砂は目に見えないからやっかいですよね。
花粉もＰＭ2.5も飛散しているなんて要注意な時期ですよね。
環境汚染対策も必須です。
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