足の甲が歩くと痛い5つの原因とは?  

足の甲が歩くと痛い原因とは?


足の甲が歩くと痛い原因(タイトル)はこの【5つ】(病名の数)の可能性があります。

1.痛風
2.坐骨神経痛
3.リスフラン関節捻挫
4.腱鞘炎
5.外傷性リンパ浮腫


それぞれ見ていきましょう。


■痛風


概要
痛風で足の甲が歩くと痛い原因 

痛風は、体の中で尿酸が増えすぎて、血液に溶けきれなくなり、結晶化して関節にたまる疾患です。

痛風という病名は、痛風発作時は、「風が吹いただけでも痛い」というくらい激痛を伴うところから、つけられました。

発作時は、足の指の付け根などの関節に激痛が起こります。

患部の関節は、赤く腫れます。発作症状は、10日くらい続き、一旦消失します。


尿酸値を下げることで、発作の再発を防ぐことができますが、尿酸値が高いままだと、発作を繰り返し、発作を繰り返すうちに痛み・腫れが起こる関節箇所が、足首・膝などにも広がっていきます。


治療せず、数年経つと、尿酸が皮下にもたまって、「痛風結節」と呼ばれるコブができることがあります。

コブの大きさは、米粒大からリンゴ大までになることもあります。

尿酸の排泄を担っている腎臓に負担がかかって腎臓障害を起こすこともあります。

症状
 
・血液検査での尿酸値の上昇

・足の指の付け根などの関節の激痛・腫れ(発作時)

・関節のコブ(進行するにつれて発症する)
    
何科?治療法は
 
内科などで、尿酸値をコントロールする治療を受けます。

適度な運動・尿酸値を下げる食生活が基本です。状態によって、尿酸値を下げる内服治療を行います。


自分での対処
 
・主治医の指示に従って、必要な治療を継続する

・適度な運動をする(肥満を解消し、尿酸値を下げる)

・尿酸値を下げ、尿酸結晶を作らない食生活をする(プリン体の多い食品:魚の内臓や干物・イワシ・エビなど を控える)

・アルコールを控える

・アルカリ性食品(野菜・きのこ・海藻など)を摂る…尿酸はアルカリ性の水分に溶け、体外に排出されやすくなる

・水分を多めに摂る…尿酸が尿として体外に排泄されやすくするため
    

痛風の注意点 

尿酸値が高いままでは、病状が進行し、腎臓に障害が出ることもあります。

健康診断などで、自分の状態を把握し、必要に応じて早めに治療を受けましょう。

運動療法・食事療法での予防・コントロールが大切です。


坐骨神経痛


概要
坐骨神経痛で足の甲が歩くと痛い原因
 
坐骨神経痛は、何らかの原因で、坐骨神経が障害されることで起きる症状です。

坐骨神経とは、

腰椎の4番目と5番目と仙骨(骨盤にある)から始まり、お尻から足の指先まで伸びる神経です。

坐骨神経痛を起こす原因は、腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などです。

坐骨神経痛の症状は、お尻から足先にかけての痛み・しびれ・突っ張り感・冷感・熱感などです。


〇腰椎椎間板ヘルニア:腰椎と腰椎の間にある椎間板が衰えて変性して飛び出し、神経を刺激して、腰痛・足のしびれや痛みなどの症状を起こす疾患です。


〇脊柱管狭窄症:背骨の中にある脊柱管が、何らかの原因で狭くなり、脊柱管の中にある神経や血管が圧迫されて、お尻から足先にかけて、痛み・しびれ・突っ張り感などの様々な症状が起こる疾患です。症状が起こる部位や痛みの程度や質は、個人差があります。


症状
  
お尻から足先にかけての

・痛み、しびれ、張り感、冷感、熱感など


何科?治療法は
 
坐骨神経痛を疑う症状がある場合は、整形外科を受診します。

診断を受け、病気や障害に応じて治療を受けます。痛みのコントロールは、ペインクリニックで行うこともあります。    


坐骨神経痛の注意点
 
症状が進行すると治療が難しくなるため、坐骨神経痛を疑う症状(腰・お尻・足の痛みやしびれなど)がある場合は、早めに整形外科などを受診しましょう。
    

リスフラン関節捻挫


概要
リスフラン関節捻挫で足の甲が歩くと痛い原因
 
リスフラン関節は、足の甲を前後に分ける位置にある関節です。

中足骨と足根骨の関節なので、日本語では、足根中足関節とも呼ばれます。アーチ状の構造をしていて、ジャンプした後の着地などの際、足にかかる衝撃をやわらげるクッションのような働きをしています。


リスフラン関節に、過度の負荷がかかったとき、関節にある靭帯などを損傷すると、リスフラン関節捻挫を起こします。

リスフラン関節には、小さな靭帯が、たくさんあり、故障しやすい部分ですが、故障した部位・痛みのある場所を正確に把握することが難しく、足首の捻挫と勘違いして放置してしまうことが少なくないようです。


主な症状は、体重をかけると足の甲が痛い・リスフラン関節の部分を押すと痛い・患部の腫れなどです。重症化すると、痛みのために、歩くことも困難になります。

リスフラン関節捻挫を起こしやすいの状況は、

つま先立ちになった時に、体重負荷がかかる状況(つま先立ちで、踏ん張ったり、ジャンプで着地した時など)です。以下に例を挙げます。

・ランニング、剣道、サッカー、フィギアスケートなどの運動時

・ハイヒールを履いている時

・重いものを持って動きまわる時


症状
  
・歩行時など体重負荷がかかると、足の甲が痛い

・リスフラン関節部分を押すと痛い

・患部の腫れ

何科?治療法は
 
整形外科などを受診します。

問診・視診・触診とともに、レントゲン・3D‐CTなどの画像検査で診断します。


治療は、テーピングで固定し、安静にする保存療法です。状態に応じて、ギブス固定などをします。

ギブスが外れた後は、徐々に筋力や柔軟性を回復させるリハビリを行います。 


自分での対処
 
・状態に応じた安静・リハビリを信頼できる主治医の下で受けましょう
   

リスフラン関節捻挫の注意点
 
リスフラン関節捻挫を放置することで、悪化し、治りにくくなることがあります。

元通り、日常すぇいかつ・スポーツができる状態に戻すためには、早期から適切な治療を受けることが大切です。

リスフラン関節捻挫が疑われるような症状や負荷がかかった状況があれば、早めに病院受診し、診断・治療を受けましょう。


外傷性リンパ浮腫


概要
外傷性リンパ浮腫で足の甲が歩くと痛い原因
 
外傷性リンパ浮腫は、主に外傷が原因で起こる、リンパ管の浮腫(むくみ)です。

外傷を起こした部分とその末梢の血流・リンパ液の流れの滞りが起こり、腫れてきます。


膝や膝より末梢の骨折などによる外傷性リンパ浮腫が疑われる症状に、足の甲のズキズキする痛みと腫れがあります。

痛みや腫れがあるのは、足の甲なのに、骨折しているのは膝という理由は、外傷性リンパ浮腫は、外傷を起こした部分とそれより末梢の血流・リンパ液の流れの滞りが原因だからです。


足の甲に外傷性リンパ浮腫の症状が起こる主な原因として、膝の骨の骨折は少なくないようですが、なかなか診断がつかず、膝のCT撮影をして初めてわかる場合も多いようです。


症状
  
・足の甲のズキズキする痛みと腫れ


何科?治療法は 

整形外科を早めに受診しましょう。

症状が足の甲の痛みと腫れなので、病院受診しても、膝の挫傷が原因になっている場合などは、診断がつきにくいようです。

納得いく診断がつかない場合は、問診・視診・触診をきちんと受けられる整形外科などで、膝の挫傷の可能性などについても相談してみましょう。


膝の骨折が原因の場合は、足の甲の診察やレントゲン撮影だけでは診断がつきません。CT撮影などにより、初めてわかる場合も少なくないようです。 

リンパ浮腫の症状は、弾性ストッキングの着用などによって改善することが多いようです。

原因になっている挫傷についての治療もきちんと受けましょう。   


腱鞘炎


概要
腱鞘炎で足の甲が歩くと痛い原因
 
筋肉と骨は、腱というヒモのような組織でつながっていて、筋肉と腱が連動して動くことで、指・手首・足首など、それぞれの関節を曲げたり伸ばしたりすることができます。


腱の要所要所は、腱鞘という鞘(さや)に包まれて保護されています。

腱鞘炎は、腱と腱鞘が擦れて炎症を起こした状態です。


足の甲には、3つの筋肉(長趾伸筋・前脛骨筋・長母指伸筋)の腱があります。足の甲の外側には、第5中足骨から繫がる短腓骨筋もあります。

これらの部分に腱鞘炎が起きると、足の甲の痛み・腫れなどの症状が起こります。(それぞれの走行によって、症状の出る部位は少しずつ違います。)


手の腱鞘炎は、使いすぎが原因というイメージがありますが、足の腱鞘炎は、靴による圧迫が原因になることが多いようです。


主な症状と発症状況と治療の例

・長時間のダンスの練習で、足の甲の強い痛みを感じるようになった。靴を履いて歩いた時の痛みが特に強い。横から見ると腫れがあった。
→靴の圧迫による長趾伸筋腱炎:靴を変える、腫れと痛みが治まるまで練習を加減する 

・小学生が足の甲の痛みを感じた。長距離走の練習のため、靴のバンドを強く締めていた。
→バンドの締めすぎによる長母趾伸筋腱炎:バンドの締め方を今までより緩めにしたり、バンドを締める時間を減らす 

・フットサルでボールを良く蹴るようになってから、足の甲の足首の前部分に痛みが出た。
→前脛骨筋腱炎

・短距離走選手が、足の甲の外側部分に痛みを感じた。スパイクをきつめに履いて、練習を繰り返していた。 

→スパイクの締め付けによる短腓骨筋付着部炎:スパイク着用した練習を一旦やめて、復帰する際は足底板で踵を上げるようにした。


腱鞘炎の注意点

足の腱鞘炎を疑う症状で、病院受診する際は、運動時使用している靴も含め、日頃履いている靴を持参し、運動時の状況などを説明すると、医師の適切な診断を受けやすくなります。


ネット上で足の甲が歩くと痛い人の声


〇足の甲が痛いです。

剣道部に入っているのですが、やり始めと終った後に痛みが出てきます。休憩している時はそんなに痛みません。歩くと痛いです。これは、疲労骨折というやつでしょうか?

疲労骨折は、下手すると慢性化するらしいので、完治するまで部活は休んだほうがいいでしょうか?


●お返事

〇文面から拝見したところ、リスフラン関節捻挫や腱鞘炎の症状に似ているように思いました。

リスフラン関節捻挫は、足の甲を前後に分ける位置にある関節(中足骨と足根骨の関節)の捻挫で、つま先立ちでジャンプした後の着地などにの衝撃で起こります。ランニング、剣道、サッカー、フィギアスケートなどのスポーツで発症することが多く、重症化すると、痛みのために、歩くことも困難になります。


足の腱鞘炎は、靴で足を締め付けた状態でスポーツをしている時に発症することが多い疾患です。

いずれにしても、スポーツ医学に詳しい整形外科などで、早めに診断・治療を受けたほうがいいと思います。


私なら、スポーツ医学に詳しい整形外科を受診して、診断・治療を受けます。受診の際には、運動時に着用している靴を含め、普段着用している靴を持参し、運動時の状況などを伝えます。

状態に応じて、必要な治療を受けます。


相談者の方も、症状の原因が早くわかり、自分に合った治療が受けられるといいですね。

スポーツをする人は特に、予後のために、早めに適切な治療を受け、障害を残さないことが大切ですよね。

最後に


足の甲が歩くと痛い原因は5つあることがよく分かりましたね。

足の甲が歩くと痛い症状を治すためには

・病院を受診して、検査・治療を受ける。
・痛風などを予防するため、バランスの良い食生活・適度な運動・十分な休息を心がける
・ヒールの高い靴や締め付けの強い靴の着用を控える

以上のことが大切です。

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