膝の裏が痒い5つの原因!湿疹以外の病気もある!? 

膝の裏が痒いってどうしても掻いてしまいますよね。

私の場合は、夏に汗疹のようになりどうしても痒くなってしまいます。

夏が終わると痒みは止まります。

季節性で症状が出ている場合と、通年で症状が出ている場合と個人差があるかと思います。

今回は、膝の裏が痒い原因を調べてみました。

目次

膝の裏が痒い原因

膝の裏が痒い原因はこの5つの可能性があります。

1.アトピー性皮膚炎
2.接触性皮膚炎
3.蕁麻疹
4.あせも・汗荒れ
5.下肢静脈瘤  

それぞれ見ていきましょう。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎で膝の裏が痒い原因

アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能が弱く、乾燥や炎症を起こしやすい皮膚の状態です。

子どもに多く見られます。

ハウスダスト・ダニ・ほこり・花粉など、健康な皮膚では刺激にならないようなことで炎症反応を起こし、かゆみなどの症状を伴います。

膝の裏・肘の内側・顔・首など屈伸する部分の内側などに症状が好発します。

症状

・乾燥による皮膚の落屑

・皮膚のジュクジュク(浸出液や血液がにじむ)

何科?治療法は

皮膚科

治療には、

・薬を使わず自然治癒力を高めて丈夫な皮膚を作って治す方法

・保湿剤や抗炎症剤などの塗布薬を使って治す方法

があります。

自分に合った治療をしてくれる病院をさがし、根気よく治療する必要があります。薬を使わない治療をしてくれる病院は少ないので、患者会の情報などが参考になるかもしれません。

自分での対処

・皮膚を乾燥させる刺激を避ける
(石鹸やシャンプーの使い過ぎ、洗いすぎを避ける)

・自分の皮膚の刺激になるものをできるだけ避ける。
(ダニ・ハウスダスト・ほこり・花粉など)

・質の良い睡眠・バランスの良い食事・適度な運動を心がけ、自然治癒力を高める。

・下着など肌にふれる衣類は、綿・絹など肌にやさしい素材を選ぶ。

アトピー性皮膚炎の注意点

保湿剤・抗炎症剤を使う治療の場合、症状が軽くなったからと自己判断で薬をやめると再発したり、以前よりひどくなったりすることがあります。

お医者さんに相談しながら、薬の調整をしましょう。

アトピー性皮膚炎に関する悪質な民間療法にひっかからないように注意する必要があります。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎で膝の裏が痒くなる原因

接触性皮膚炎とは、皮膚に触れたものが刺激になって、炎症を起こし湿疹ができたり痒くなったりする症状のことです。

下着・ストッキング・ズボンなどの衣類で、かぶれ症状が起こるのも接触性皮膚炎です。

合成繊維で起こることが多いようです。

重症の場合は、真っ赤になったり、ひどく腫れたりします。

何科?治療法は

皮膚科

重症の場合は、皮膚科で炎症症状をやわらげる治療を受けます。

皮膚が敏感な状態なので、薬などを塗るよりも、皮膚への刺激を避けて清潔を保ち自然回復を待つ方が良い場合もあります。

接触性皮膚炎の注意点

まず、刺激になっていると思われるものを皮膚に接触させないようにします。

自分に合わない素材でできている衣類を身に着けない、体を締め付けないゆったりした衣類を選ぶという点に気をつけます。

痒み・湿疹・発赤・腫れなどの症状がひどい場合には、皮膚科を受診します。

蕁麻疹

蕁麻疹で膝の裏が痒くなる原因

蕁麻疹は、食べ物・薬のアレルギーなどが原因で、全身に突発的に強いかゆみを伴った発疹ができる症状です。

皮膚が急に冷えることで起こる寒冷蕁麻疹もあります。明らかな原因がわからない蕁麻疹も多くあります。

ストレスや疲労によって症状が悪化することがあります。

強烈なかゆみと盛り上がる赤い発疹が、数時間から数日続きます。

軽減しては、悪化する状態を繰り返すことがあります。

皮膚のやわらかいところにできやすいので、膝の裏にもできます。

症状

・強烈なかゆみ

・膨隆疹や紅斑 大きさは1~2㎜から手のひら大までさまざま

※食べ物・薬のアレルギーの場合、気道内にむくみを生じて、呼吸困難を起こすこともあります。

何科?治療法は

症状が出ている時に内科などを受診します。

状態に応じて、抗炎症作用のある注射・内服薬処方などの治療を受けます。

蕁麻疹の注意点

症状が起きている時でなければ、蕁麻疹のできる原因を突き止めにくいので、症状が出ている時に早めに内科などを受診します。

原因と思われることがある場合には、医師に伝えます。

蕁麻疹が出ている時には、

・アルコールや刺激の強い食べ物を避けます。

・運動を控えて休養します。

・(寒冷蕁麻疹以外の場合は)冷やして痒みを緩和し、掻きむしらないようにします。

蕁麻疹が治まった後も、蕁麻疹の原因と思われる食物・薬がある場合は、その食物・薬を避けます。

あせも・汗荒れ

あせも・汗荒れで膝の裏が痒くなる原因

あせもは、汗腺が詰まって汗をうまく排出できないことで起こります。

汗荒れは、汗の中の塩分やアンモニアに肌がかぶれて起こります。

エアコンが効いた状態で日常的に生活していると、上手に汗をかく機能が衰えたり、汗腺が詰まりやすくなったりして、あせもができやすくなります。

汗荒れは、汗をかいた後、早めにシャワーなどで洗い流すことで予防できます。

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤で膝の裏が痒くなる原因

下肢静脈瘤は、足の静脈が瘤のように膨れる病気です。

静脈瘤は、うっ滞(血流が滞っている状態)です。

うっ滞していると、静脈から赤血球が漏れて皮膚に炎症を起きるので、発赤や痒みを起こします。

長時間立ち仕事をする女性に好発します。

ふくらはぎが好発場所で、足のだるさ・むくみを伴うことが多いです。

ほとんどの場合、急激に悪化することは無く、命に危険は無いですが、

伏在型と呼ばれる太い静脈瘤(4㎜以上)の場合や足のだるさやむくみの症状が強い場合などは、手術治療が必要な場合もあります。

また、重症な状態を放置して、皮膚が破れる潰瘍ができることも稀にあります。その場合は、早めに外科などの病院を受診して治療を受けましょう。

ネット上で膝の裏が痒い人の声

〇昨日の朝に起きたら、右足の膝裏と左足のふくらはぎあたりに湿疹がでていました。すごく痒いやつです。

それで、昨日病院に行ってみたら、何かはわからないけど悪いものではないからと、飲み薬と塗り薬を出してもらいました。

多分汗疹かなーと、自分は思います。

そして、昨日の夜に薬を飲んで、塗って、寝ました。痒くて痒くて仕方ないので意識せずに頑張って寝ましたが、寝てる間も痒くて時々起きました。

寝てる間にかかないように気をつけようとは思っていたのですが、もしかしたらかいていたかも…

そして、朝に起きると、明らかに悪化していました。昨日は点々とあった赤い斑点が、膝裏は3センチくらいの大きさと、その周りに斑点があり、ふくらはぎは5センチくらいの大きさにただれたかのようにすごい量の斑点になっています。

見るたびすごく気持ち悪いです。

私は学生なので、制服を着るのですがちょうどスカートの裾に当たるので絶対痒いし、見えてしまうから気持ち悪いです…

どうしたらいいんでしょうか。いますぐ治したいです。

痒すぎてイライラします。

対処法など、教えてください!!

回答よろしくお願いします。

●お返事

寝られないほどの痒みが続いているのは、とてもつらいですね。

御自分では、「汗腺かなー」ということなので、最初は赤い小さな湿疹でしたら、そうかもしれません。

その後、掻かないように気をつけてはいたけれど、湿疹が大きくなっているとの症状から、蕁麻疹や接触性皮膚炎の症状にも似ているかなと思いました。

また皮膚科受診したけれど、原因がわからなかったとのこと。

お薬が合わないことで症状が悪化することもあるので、セカンドオピニオンとして別の皮膚科・内科を受診するのも一つの方法かもしれません。

私なら、

皮膚科と内科のある他の病院を受診し、思い当たる原因や他に症状があれば医師に伝えて相談します。

痒み・湿疹のあるところは、接触や締め付けなどの刺激をできるだけ避けます。

(制服のスカートの裾が当たるのは避けられないかもしれませんが、私服の時は、綿素材などのゆったりしたスカートやズボンをはきます。

ストッキングは治るまでは履かないようにします。患部には石鹸は使わず、ぬるま湯で汗を洗い流し、清潔にします。)

痒い時は、軽く冷やして気を紛らわせ、できるだけ掻かないようにして、症状の改善を待ちます。

相談者の方の場合は、年齢的に下肢静脈瘤が考えにくいですが、私の場合は、下肢静脈瘤にも注意して患部時の状態を観察します。

症状の原因が早くわかり、治るといいですね。

最後に

膝の裏が痒くなる原因は5つあることがよく分かりましたね。

膝の裏が痒くなる症状を治すためには

・皮膚は汗を洗い流して清潔にする。ただし、石鹸などは使いすぎない。

・大きな静脈瘤がある場合は、外科などを早めに受診する。

・激しい痒みや発赤疹がある場合は、皮膚科などを受診して、治療を受ける。(思い当たる原因がある場合は、医師に伝える。)

以上のことが大切です。

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