ストレス性で記憶障害が起こる病気とは?どんな症状があるの?

ストレス性の記憶障害の別名があるみたいです。

ストレスと言っても、精神的・肉体的など種類は様々ですよね。

『ストレスは万病のもと』なんて聞いたことがあるのですが、記憶にまで障害が出ることがあるのですね。

今回は、ストレス性で記憶障害が起こる病気を調べてみました。

目次

ストレス性で記憶障害が起こる原因とは?

ストレス性で記憶障害が起こる原因は解離性障害の可能性があります。

それぞれ見ていきましょう。

解離性障害

概要

解離性障害とは精神疾患の一つで、自分が自分であるという感覚を失ってしまっている状態です。

ある時期の記憶が抜け落ちていたり、いつの間にか知らない場所にいるなどといったことが日常的に起こるため、生活に様々な支障が出てしまいます。

心の病気は他人にはなかなか理解されにくいため、他人との関わりが辛くなり引きこもってしまうケースもあります。

解離性障害で記憶障害が起こる原因

家族からの虐待や学校でのいじめ、配偶者からのDVなど、精神的・肉体的外傷などの強いストレスが原因で起こります。

解離性障害は一種の心の防衛本能で、強いストレスから自分を引き離し守ろうとすることで起こります。

症状が軽く一時的な場合もありますが、記憶障害が慢性的に起こり生活に支障をきたしている場合は解離性障害といえるでしょう。

症状

解離性障害は様々な症状があります

・解離性同一障害

多重人格ともいわれている症状で、一人の人間に二つ以上の人格が存在している状態です。

人格が入れ替わるとその間の記憶が抜け落ちてしまうため、日常生活に支障をきたしてしまいます。

・解離性健忘

まれに自分の名前や経歴など全ての記憶を無くしてしまう場合もありますが、多くの場合は強いストレスやトラウマとなった記憶が抜け落ちてしまいます。

・離人症性障害

自分が夢の中にいるような感覚になり、様々な出来事に現実感が無くなってしまう症状です。

・解離性トランス障害

他の何かに取り憑かれたようになり、意識が一時的に失われる症状です。

・解離性昏迷

意識が混濁し、外部からの刺激に反応しなくなってしまう症状です。

何科?治療法は

明らかな症状が出ている場合は精神科を受診します。

解離性障害かはっきりしない場合は、症状に合わせて受診するといいでしょう。

頭痛や吐き気などがあれば内科、健忘の症状があれば神経内科などを受診して検査をします。

検査をして身体に異常がなければ精神面での疾患が疑われますので、病院を紹介してもらえます。

解離性障害の治療は、長く時間がかかります。

治療のしやすい環境をつくるため、家族の理解と協力がとても重要です。

自分での対処

今現在、虐待やDVなどの強いストレスにさらされている場合はそこから離れることが第一の対処法になります。

安全を確保して、ストレスの少ない安心して過ごせる環境をつくることが大切です。

解離性障害の注意点

記憶が抜け落ちている、いつの間にか知らない所にいたなどの症状に気が付いたら、一人で悩まずに専門医のいる病院を早めに受診してください。

不安を抱えたままだと症状がさらに悪化してしまうこともあります。

自分一人で抱え込まずに、家族や周囲の人たちの助けを借りながら治療を進めてください。

ネット上で記憶障害が起こることで悩んでいる人の声

記憶障害が起こることで悩んでいるのはあなただけではない!
インターネット上でこのような悩みを見つけました。

長文失礼します。
26歳 女性 です。

両親からの虐待を受けて育っています。

また母とは共依存関係にありその自覚をきっかけに 2年前からひとり暮らしをしています。

ひとりで暮らしをはじめてから はっきりと自覚したのですが 私には 自分の過去を憶えていない期間があります。

それまでは 家で母がひとり喋り続けているのを聞いていて あ 私って昔こんなひとだったんだなぁと…思い出していた?刷り込まれていた?感じでした。

それがなくなってしまい 自分で自分のことを話せないことに気づいたのです。

小学校低学年~大学3年くらいまで 思い出せません。千切れたテープみたいに断片的に物事を思い出すことはできます。

大学3年のときに親の離婚云々で体調をくずし 半年休学をしています この頃のことから少し長い期間の自分のことを思い出せる状態です。

仕事をしても 長続きしません。接客業をしていて いまは一応正社員ですが

・そもそも 仕事の内容を忘れることが多い

・ストレスがかかったり上司の叱責があったりするとフリーズしてしまうことがある

・その態度(聞いているようで聞いていない/反省の色が見えないetc.…確かに内容を憶えてないことが多いです)が 上司にとって余計に気に入らない

・居づらくなり 辞める or 配置転換を勧められる

の ループです。

また 最近付き合いはじめた人がいるのですが

・言葉がまどろっこしい

・会話をおぼえていないことがある、噛み合わない

・ぼんやりと違うところを見ていることがある 声をかけても”ここにいない感じ”

・触れても反応がないことがあるなどと言われます。

こういったことが不安です。

ご回答いただければと思います。よろしくお願いします。

お返事

とても辛い経験をされて、それでも頑張ってこられたのですね。

症状が解離性障害に似ていると感じました。

子供の頃の虐待の経験や、お母様との関係が強いストレスになっているのかと思います。

私なら、早めに精神科を受診します。

症状を放置していても、改善することは無く、悪化してしまう危険があります。

お付き合いされている方にサポートしてもらって、相談者様の安心できる環境をつくることが必要なのかなと思います。

一人で悩まずに専門科や周りの人の助けを借りることで、早期の回復が望めます。

質問者様の早い回復を切に願っています。どうかお大事にしてください。

最後に

ストレス性で記憶障害になる原因は解離性障害であることがよく分かりましたね。

解離性障害の症状を治すには

・早期に受診をする
・ストレスの原因を排除する
・安心できる環境をつくる

以上のことが大切です。

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