ノロイウルスは嘔吐・下痢がひどいので症状がでてから2から3日は辛くて身動きが取れないと思いますが、
症状が治まってくると、一日も早く仕事復帰して、仕事の遅れを取り戻したいと思うものです。
ただし、症状が治まったからといって自己判断で仕事復帰するのは注意が必要です!
ここでは、ノロウイルスの仕事復帰の時期と、診断書についてご説明していきます。
ノロウイルスで仕事復帰はいつから?
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、法律で出勤停止期間は決まっていません。
嘔吐・下痢のノロウイルスの潜伏期間は1~2日、症状が出る期間も2日ほどと短いのですが、感染後数週間は吐しゃ物や便にノロウイルスの菌が混ざっています。
感染を広げないためには、数週間出勤停止とするのが理想ですが、現実にはそんなにお休みできませんよね。
- 会社で出勤停止期間が定められている場合 → それに従えば良いです。
- 定められていない場合 → 「症状が治まるまで」を目安にする
症状が治まった基準は医師に相談しましょう。
ノロウイルスで診断書は必要?いくら?
食品を扱う仕事をしている方や、医療、福祉介護関係の仕事をしている方などは、会社によっては診断書が必要な場合があるようです。
東京医療センターのHPに、
ノロウイルス検査にかかる費用と診断書の金額の記載があるので、参考までに簡単にご紹介していきます。
東京医療センターの場合
当院では、外来患者様で感染性胃腸炎を疑う場合でも、ノロウイルス迅速検査を実施しておりません。
但し、食品を扱う仕事をしている方や、医療、福祉介護関係の仕事をしている方など、就労にあたり確定診断が必要な場合には検査の実施をいたします。
検査料は健康保険適用外(10割負担)となります。
下記【1】の【5】いずれかに該当する場合のみ保険適用となります。
- 3歳未満の患者
- 65歳以上の患者
- 悪性腫瘍の患者
- 臓器移植後の患者
- 悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、又は免疫抑制効果のある薬剤を投与中の患者
ノロウイルス検査にかかる費用
10,000 ~ 20,000 円程度(検査内容によります。(別途消費税)がかかります)
診断書を希望される患者様は、文書料として3,000円(別途消費税)がかかります。
ノロウイルスで仕事復帰しないほうが良い場合。
嘔吐・下痢の症状が治まらない場合は、二次感染させてしまう恐れが十分にあるため、職場復帰はせずに、家で安静にしている方が良いでしょう。
仕事復帰は時期は職種にもよる
ノロウイルス感染症は、出勤停止期間というのは決まっていません。
職種によってはノロウイルス感染後の職場復帰には基準や条件が決まっている場合があります。
- 食品関係の職種の場合
- 病院の調理師の職種の場合
- 病院の看護師の職種の場合
便の検査で陰性でなければダメ。下痢が治まっても1週間は休むなど決まりがあります。
嘔吐や下痢の症状が治まっても1か月は休むなどの決まりがあります。
嘔吐や下痢の症状が治まって職場復帰しても1か月は食事介助の仕事は休む、患者と濃厚に接触する看護は休むなどの決まりがあります。
いずれも会社や病院によって規定はまちまちなので、ノロウイルスに感染してしまったら、職場に連絡をして復帰の時期を確認する必要があります。
最後に
ノロウイルスにかかって職場復帰できる期間は、職種によってちがうということがよく分かりましたね。
また、ノロウイルス迅速検査や診断書が高額なことも、ちょっとびっくりですね。
ノロウイルスに感染してしまったら、二次感染の恐れがあるので、無理に出勤せずに嘔吐・下痢が治まるまでゆっくり休むことが必要です。
仕事と病気のバランスをとるのは難しいですね。
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