急性胃腸炎の薬は市販では効かないって本当!?

急性胃腸炎の症状にあっているお薬をチョイス出来ていれば、市販薬でも効果は得られます。

ただ、急性胃腸炎自体を治す薬はありませんので、それぞれの症状に合わせて数種類の薬を購入しなければなりません。

果たして、専門家ではない私達が安易に判断して大丈夫なのかは疑問が残ります。

今回は、急性胃腸炎の薬は市販では効かないって本当!?を紹介します。

各胃腸炎の薬!って?

代表的な胃腸炎としては、感染性胃腸炎・慢性胃腸炎・ストレス性胃腸炎があります。

各胃腸炎で薬が違ったりしますので、それぞれ胃腸炎と薬について説明いたします。

1.感染性胃腸炎

ウイルスや細菌・寄生虫が経口から入り込んだ事が原因で、下痢や嘔吐・発熱などの症状が起きます。

体内から原因菌が排出されれば、症状は無くなります。

  • 原因菌 → 抗生物質や抗菌剤が効果あり
  • ※ただし、抗生剤や抗菌剤の副作用で、下痢する場合もあります。

  • 症状  → 対症療法(整腸剤・制吐剤・解熱剤など)

2.慢性胃腸炎

暴飲暴食や生活の乱れ・ストレス・ピロリ菌等が原因で、慢性的に胃痛や胸やけ・下痢などを引き起こします。

ピロリ菌は除菌しなければ、潰瘍などを繰り返し、将来的に胃癌の原因の一つとも言われています。運よくピロリ菌が原因だと判明した時には迷わず、除菌して下さい。

  • ピロリ菌  → 除菌剤
  • 症状    → 対症療法(胸やけ・胃痛・整腸剤・下痢止めなど)
  • 生活習慣  → 見直し

3.ストレス性胃腸炎

神経性胃腸炎とも言われ、ストレスが原因で起きる胃腸炎でストレスを取り除かないと治癒は難しいと言われています。

胃液がストレスによりドンドン分泌されるため、自分の消化液で胃の壁を傷つけます。これは潰瘍が出来やすい状態を意味しますので、慢性胃腸炎への移行する危険性が高いです。

  • ストレス  → 原因を知り、軽減を図る
  • 胃酸過多  → 胃液の分泌を抑える薬
  • 症状    → 対症療法(胃痛・腹痛・不眠など)

急性胃腸炎の時にはどんな薬が良いの?(処方薬・市販薬)

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急性胃腸炎は、腹痛と下痢・嘔吐や発熱などの症状で、食べたくても食べれない・食べると吐いたり、下痢したりと辛い病気です。

一刻も早く症状を楽にしたいという思いで、薬局やドラックストアに向かう方も多いかと思いますので、どんな薬剤があるのかをご紹介いたします。

  1. 整腸剤(腸内環境を整え、下痢や便秘を改善する)
  2. ビオスリー・ラックB・エンテロノンR
    ビオフェルミンは市販薬あり

  3. 制吐剤(胃の運動を整え、吐き気を抑える)
  4. プリンペラン・ナウゼリン座薬

  5. 腹痛止め(痙攣を鎮め、痛みを抑える)
  6. セスデン
    ブスコパンは市販薬あり

  7. 解熱剤(痛みや発熱を和らげる)
  8. カロナール
    ロキソニンは市販薬あり

  9. 乳酸菌製剤(腸内を酸性にして病原性大腸菌や有害物質の発育を抑え便通を整える)
  10. ミヤMB

  11. 収斂剤(腸粘膜を保護する)
  12. タンナルビン
    ワカ末錠は市販薬あり

  13. 吸着剤(腸内の有害物質・微生物が粘膜に付着するのを防ぐ)
  14. アドソルビン

  15. 乳頭分解酵素(下痢を引き起こす乳頭を分解する酵素)
  16. ミルラクト・ガランターゼ

  17. 抗生剤・抗菌剤・除菌剤(体内にある病原菌を死滅させる)
  18. 病院でしか処方されなく、市販薬はありません。

    とても、良く効くお薬ですが、安易に抗生剤等を服用すると耐性が出来てしまい、いざという時に薬が効かないという事や、副作用である下痢や薬物性肝炎等が起きる場合があります。

    ですから、医師による処方が必須となります。

薬を飲まない方が良い場合もある。

感染性胃腸炎の場合には、細菌やウイルスが体内に残っていると症状が長引き、抵抗力や体力が低下しますので、下痢を止める(病原菌の排出を妨げる)薬は服用しない方が良いです。

痛み止めも、腸の動きを鈍らせるので、菌の排出はどうなんだ?と言われれば妨げる事になります。

そうは言っても我慢出来るレベルではない腹痛や下痢・嘔吐もあります。

それは本当に辛いので、病院受診をして専門家にキチンと診断と処方してもらう事をお勧めします。

急性胃腸炎の原因・症状・対策をまとめてチェックできます。
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