溶連菌ってうつるの?期間はどれくらい?

小さい子供がいるとよく耳にする「溶連菌」という感染症。幼稚園や保育園で感染者が出るとすごく心配になりますよね。

だけど、実際どのくらい感染力があってうつるのか?

どのくらいの期間感染しているのか?感染しないために何に気を付けなければいけないのか?

今回は溶連菌の感染についてご説明します。

目次

溶連菌の感染

溶連菌ってうつるの?

結論から言いますと、溶連菌は他人にもうつります。

詳しくは溶連菌の特徴と合わせて確認してきましょう。

・溶連菌とは…溶連菌という細菌が、のどや皮膚に感染する病気です。

・後発時期…1年中。のどは12月~3月。皮膚は7月~9月に多い傾向。

・潜伏期間…おおよそ2~3日。

・感染力…高熱の期間は他人への感染力がありますが、抗生剤を24時間以上内服すれば、他人への感染力はなくなる。
(合併症を予防するために、10日~14日間は抗生物質を内服しなければならない)

溶連菌の感染経路は?

・感染した人の咳やくしゃみなどで飛んだ唾液による飛沫感染
・感染した人が触ったものについた溶連菌が口から体内に入る経口感染

感染してから1~2日の人の菌は感染しやすいので、かなり注意が必要です。

子供に感染する病気だと思っている人も多いと思います。

しかし、大人も免疫力が低くなっていると感染するのです。兄弟間での感染は50%、親子間でも20%ありますので感染した子供の看病の際も注意が必要です。

どのくらいの期間うつるの?うつりやすい期間は?

溶連菌にはうつりやすい期間があります。感染したばかりの急性期といわれる頃が一番うつります。

急性期とは発症から2日間くらいです。

抗生物質は7日から10日処方されることが多いですが、症状が軽減したからと言って自己判断で止めてしまわないでください。

抗生物質を飲み始めて24時間以内に感染力はなくなりますが、溶連菌が完全に体内からいなくなるためには最低でも1週間は服用を続けなければいけません。

もし、勝手に服用をやめてしまうと、溶連菌が完全に消滅せずまた免疫力が低下した際に再度発症する可能性があるからです。

溶連菌は再びうつることはある?

一度感染した人でも溶連菌にはたくさん種類があり、一度感染した人も次の感染を防ぐ免疫ができないため繰り返し何度も感染します。

過去に感染したことがあったからと言って、症状が軽くなるわけではありません。溶連菌は4~5回は感染する可能性があると言われています。

うつらない・うつさないための対処法

溶連菌はのどの痛みからはじまることが多いです。

大概は風邪をひいたかなと思って流してしまいますが、溶連菌は感染した際に特徴的な症状があるので見逃さないでください。

・咽頭炎、扁桃腺炎…発熱、のどの痛み、のどの赤み、扁桃腺に白い膿

・イチゴ舌…舌の表面がイチゴの表面のようになる。(発病2~4日目)

・全身発疹…顔や体に小さい赤い発疹(発病1~2日)かゆみを伴うことも。

・皮膚落屑…ほかの症状が消えたあと(5~6日以降)手足の指先から皮がむけてきます。

これらの症状や、いつもとちょっと違うかな?と思ったらすぐに病院に行きましょう!

ペニシリンを4日間飲み続けることで発病を予防できると言われています。家族全員が発症しないように気を付けましょう。
登校、登園は熱や発疹が治まってから2~3日ほどで可能です。

溶連菌感染症の予防法

・手洗いうがいを徹底する。
・外出時はマスクを着用する。
・家族に感染者がいる場合は、家庭内でもマスクを着用する。
・こまめに水分補給を行い咳が渇かないようにする。
・感染者との不必要な接触を避ける
・感染者の食べ残しや飲み残しを食べない

溶連菌をうつさない、溶連菌にうつらないための対処法でもあります!

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