息苦しい原因とは?
息苦しい原因は呼吸困難の可能性があります。
それぞれ見ていきましょう。
呼吸困難
概要
呼吸困難を引き起こすさまざまな疾患によって、息苦しい感じがする、呼吸がつらいといった状態になることをいいます。
体の外から酸素を肺に取り入れることを外呼吸いい、酸素を血液に取り入れ不要になった二酸化炭素を血液中に排出することを内呼吸といいます。
呼吸困難は、この外呼吸機能に何らかの障害が起こることによるものといわれています。
激しい運動をしていないにもかかわらず、
日常的に息苦しさや呼吸困難が頻繁に起こるような場合は、心臓や肺、呼吸器などに障害がある可能性があります。
呼吸困難の原因
呼吸困難の原因には様々な疾患があり、主に3つの症状にわけられます。
〈呼気性呼吸困難〉
気管支から細気管支の閉塞によるもので、息をはくときに症状が起こります。
気管支喘息、COPD 、細気管支炎 、気管・気管支軟化症など
〈吸気性呼吸困難〉
上部気道や気管の閉塞によるもので、息を吸うときに症状が起こります。
中枢気道狭窄、気道異物、クループ症候群、急性咽頭蓋炎など
〈呼気、吸気混合性呼吸困難〉
呼気性・吸気性呼吸困難が合併して起こる場合があります。
肺炎、肺結核、肺がん、心不全など
症状
・息切れ
・息苦しさ
・咳や痰
・喘鳴
何科?治療法は
呼吸困難の原因となる疾患によって受診する科が違います。
手足にむくみがある、仰向けに寝ると息苦しいような場合は、心臓に疾患がある可能性があるため循環器科を受診します。
咳や痰が出る、喘鳴があるなどの場合は呼吸器科を受診するようにしましょう。
自分で判断がつかないような場合には、かかりつけの医師に相談してみるのもいいでしょう。
自分での対処
・塩分を控える
・適度に運動をする
・急激な温度差に気をつける
・お酒を控える
・禁煙をする
・ストレスを溜めない
・ハウスダストなどのアレルギーの原因となるものを排除する
呼吸困難の注意点
重度の呼吸困難を起こしていて、意識がもうろうとしていたり、呼吸が極端浅くなったりしている場合は、看護している周りの人が注意しなければなりません。
特に小さい子供やお年寄りの場合は重症化すると命の危険もあるため、迷わずに救急車を呼ぶようにしましょう。
私の息苦しい体験談
私は子供が2人いるのですが、上の子が気管支喘息で、下の子がクループ症候群という喉頭の炎症を繰り返し発症していました。
2人とも原因となる疾患は違いましたが、夜中に咳がひどくなることが多かったです。
救急車を呼んだことはありませんでしたが、夜中呼吸が苦しそうなときには夜間病院に行って薬を吸引することが度々ありました。
喘息やクループ症候群の症状は、待っていても良くならないことが多いので症状が出たらすぐに病院に行って治療を受けるようにと言われていました。
喘息もクループ症候群も冷やすのが良いそうです。うちの子供たちはよく氷を口に含んでなめていました。
大きくなって呼吸器が丈夫になると症状が良くなるよ、とかかりつけの先生が仰っていましたが、2人とも成長するにつれて自然と症状が出なくなりました。
最後に
息苦しい原因は呼吸困難であることがよく分かりましたね。
呼吸困難の症状を治すには
・塩分を控える
・適度に運動をする
・急激な温度差に気をつける
・お酒を控える
・禁煙をする
・ストレスを溜めない
・ハウスダストなどのアレルギーの原因となるものを排除する
以上のことが大切です。